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Aside

ベーコンと目玉焼きと味噌汁。
とふっくらご飯。


あんた嫁としてやってけるよ。


元彼にも作ってもらったこと無かったのに。
涙が出そうだ。出ないけど。


「まぁ、今の時間じゃ早めの昼ごはんって感じだな。」

寝坊してしまったことに罪悪感を覚えた。
あろう事か携帯の充電を忘れていたんだ。
許せ。

「夜はちょっと多めに作るね」

「やったー」

美味しいご飯も食べて、今日はいい休日だ。
食器を片付けて、キヨはテレビ、私は...。

何しようかな。


新しく借りるお部屋でも探すかな。


色々落ち着いてきたし。
居心地よすぎて忘れてたけど、いつまでもキヨの家にいるわけにもいかない。
別に居候してないからいいんだけどね。


彼に彼女が出来た時、私はどうせ出ていかなきゃいけない。
それに、私がいることで彼女を連れてこられないとか本当に申し訳ないから。

部屋からパソコンを引っ張り出し、
リビングに座った。

あ、そう言えば....

「キヨの友達来るならさ、私どうしてればいい?部屋にこもっとこうか?」

「いつも通りでいいよ。どうせ夕飯一緒に食べるんでしょ?」

それもそうか。
よく遊びに来るなら会うことも増えそうだし。

「それに俺たちほとんど俺の部屋から出ないと思うし」

「分かった、いつも通りしとくね。」


グダグダと時間を過ごして、ちょうど14時ごろ、インターホンが鳴った。

「あ、来たんじゃない?」

「Aはそこにいていいよ」

しばらくして、玄関の扉が開く音と数人の笑い声が聞こえた。
まてよ、私、今ダル着なんだけど。

やばいなとと思いつつ、
なぜかいつも以上にすごい寝癖も治したし、と諦めた。

キヨに続いてリビングに入ってきた2人。
心底驚いたような顔をしていた。

「え、女の人?」

「キ、キヨのマネージャー?」

「A」

パソコン開いてたからマネージャーとか言われちゃったよ!!

キヨが私の名前を一言口にした。
名前だけ言われても2人は理解できていない様子。
当然だろ。

「突然家がなくなって、キヨに拾ってもらいましたAです。」

ちょっと言い方悪かったかな。

「フジです」

「えーと、ヒラです」

あれ?気まずそう。

「...早く撮影しようぜ」

キヨの一声で気まずい空気が終わった。
3人はキヨの部屋へ入っていく。

「....やっぱダル着はまずかったかな」

パソコンを閉じ、自分の部屋へ向かった。

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まな太郎(プロフ) - らいちさん» ありがとうございます!!!! (2019年12月22日 8時) (レス) id: b78b8c39a7 (このIDを非表示/違反報告)
らいち(プロフ) - 素敵です!!!!!!!!! (2019年12月22日 1時) (レス) id: e58ce47c5b (このIDを非表示/違反報告)
まな太郎(プロフ) - くらっかーさん» そこつっこんだら某ネズミ君に食べられますよ(真顔)コメントありがとうございます!!! (2019年12月21日 23時) (レス) id: b78b8c39a7 (このIDを非表示/違反報告)
くらっかー - ○が仕事してないじゃないですかww好きですよそういうの(真顔) (2019年12月21日 18時) (レス) id: 34f4d10117 (このIDを非表示/違反報告)
まな太郎(プロフ) - ぬこぬこ。さん» 深夜テンションを褒めてくださるなんて(TT)ありがとうございます!がんばります! (2019年12月20日 21時) (レス) id: b78b8c39a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まな太郎 | 作成日時:2019年12月6日 12時

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