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青年？の家は本当に近くて、そこそこ広いお部屋だった。
シャワーと服を貸してもらって
とりあえず今落ち着いたところだ。
｢ほんとにありがとうございます。
命の恩人です。｣
青年？は大袈裟だと言っていたが、よく考えるとあのまま死んでいたかもしれない。
寒空の下、恋人に振られて死ぬ。
悲劇のヒロインみたいなシチュエーション。
｢俺の名前、キヨって呼んでください。｣
｢え、あ、私は篠山、Aです。｣
キヨさんはさっきのことをあまり深く聞きはしなかった。
話してわかったけど、キヨさんはもう26歳らしい。歳上だったんだ。見えない。
｢えと、キヨさん。
ほんとにいいんですか？｣
｢敬語じゃなくていいよ。
住所とかもこっち移していいし、元の家に荷物取りに行くでしょ？｣
何から何まで配慮してくれる。
家がなくなった原因はまだ言ってないけど、彼は全部見てたのかな。
｢本当にありがとう。｣
｢おー｣
通帳含め貴重品類は常に持ってるから荷物に関して心配はない。
でも問題は住所。これもゆっくり＿＿＿＿
｢特に住所は早めにしないと、郵便物とか危ないよ｣
｢すぐに移させていただきます｣
私の考えを見切ったかのような発言にヒヤリとした。
というかよく考えれば、私も悪い女だ。
彼と別れた直後に別の男の家にいる。
でも勘違いしてはいけない。
キヨさんはあくまでも｢ルームシェア｣をしてもいいと言っているだけで、そこに男女の関係はない。
もう傷つきたくないし。
もう意識するのもめんどくさい。
とりあえず今夜はキヨさんのソファで寝せてもらった。
なかなか寝れなかったけど。
本当は私も警戒するべきだったのかな。
でも死のうとしてたくらいだし、
目の前の優しさに飛びついてしまうのも
不可抗力だった。
そう思いたい。
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まな太郎(プロフ) - らいちさん» ありがとうございます！！！！ (2019年12月22日 8時) (
レス) id: b78b8c39a7 (このIDを非表示/違反報告)
らいち(プロフ) - 素敵です！！！！！！！！！ (2019年12月22日 1時) (レス) id: e58ce47c5b (このIDを非表示/違反報告)
まな太郎(プロフ) - くらっかーさん» そこつっこんだら某ネズミ君に食べられますよ(真顔)コメントありがとうございます！！！ (2019年12月21日 23時) (レス) id: b78b8c39a7 (このIDを非表示/違反報告)
くらっかー - ○が仕事してないじゃないですかww好きですよそういうの(真顔) (2019年12月21日 18時) (レス) id: 34f4d10117 (このIDを非表示/違反報告)
まな太郎(プロフ) - ぬこぬこ。さん» 深夜テンションを褒めてくださるなんて(TT)ありがとうございます！がんばります！ (2019年12月20日 21時) (レス) id: b78b8c39a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まな太郎 | 作成日時：2019年12月6日 12時
