【銀魂】銀魂短編集

告白（？）**沖田総悟 ページ9

｢私、総悟のこと好きだよ。｣

｢だからな、お前のと俺のすきの類が.......｣

｢なんなん！もっと早く言えよ。こっちだってなぁ！お前のせいで彼氏出来なかったんだぞ！｣

｢てめぇもか！！｣

｢私もだよ！！文句あるのか！｣

｢ねぇよ！｣


私と総悟は幼馴染だ。幼馴染歴10年。
私は総悟が好きだ。片想い歴10年。

私と総悟は恋人だ。恋人歴10秒。



｢本当に私の事好きなの？｣

｢当たり前だろィ。｣

｢本当に恋人？｣

｢なんなら、今夜お前と【自主規制】して【自主規制】させて【自主規制】にしてやらァ。｣

｢それは良くない。｣



私の好きな人はサディスティックな人で
何を考えてるかわからない。

けれども、本当に私の嫌がることはしないし、何気に優しい。


10年間、私が彼に片想いし続けてきたのにはやはりそれ相応の彼の魅力があり
私は沖田総悟という蜘蛛の巣に捕まったひとつの蝶なのかもしれない。蜘蛛に食べられるかもしれないけれど、案外居心地が良くて食べられてもいいと錯覚するくらい。


｢さてと。修羅場に行ってきやすか。｣



私はあと何回、彼が女の子を振る姿を見なければならないのだろうか。
それは分からないけれど、沖田総悟の中身を知ってからちゃんと好きになって欲しいな、とは思う。
外見だけでなく中身も見て、惚れて欲しい。
いや、惚れてほしくはないんだけどね。




独占欲強いなぁと自虐的に笑いながら彼の背を見送った。

さくら*高杉晋助→←告白（？）*沖田総悟

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