小指*土方十四郎 ページ4
※死ネタなので気をつけてください
※主人公は遊女
「おい、A。いい加減外に出なさい」
女将さんの声が頭に響く。
嗚呼、夜の帳が下りる。今夜は来てくれるだろうか。
一夜限りの戯れに本気になってはならぬと、姉様に教えて貰ったはずなのに、どうしても心は求めてしまう。
女将さんに言われた通り、私は外へ行く。上の半分だけ柵のない赤い檻の中に、私は入り、通りを見つめる。
来てくださいますよね?
1度選んだ遊女はもう変えられないのだからあの人は他の遊女の元へ行くことは無いと知りつつも、ここへ来なければ意味は無い。
煙管を口にくわえ、今宵は会えるように祈る。
数分経った時、指名が入った。
また、どこのどいつか分からない人の相手をしなくてはならないのか、とため息をつく。
私は一体なんのためにここに居るのだろうか。
部屋へ行き、既に着席していたお客様に頭を下げる。
「ようこそおいでなんし。」
顔を上げた先にいるのは、整った顔立ちの人。
胸が踊る。
思わず笑みが浮かぶ。
「土方さんっ!」
私が好きな人、土方十四郎さんはシンセングミという組織の2番目にお偉い方らしい。腰にぶら下げる刀はその凄さを象徴していた。
初めて来た時はどうやらジョウイシシという反幕府勢力の人たちの情報収集をするためらしいがよく分からない。
どちらにせよ、私達はきっと思いあってる。
初めて来た時、土方さんは涙を流した。ずっと好いてる人が亡くなったばかりらしい。
そんな彼を支えたいと思ってしまった。
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あばば - 憧れのサディストさん» わかりました!ゆっくりでいいので頑張ってください! (2019年4月15日 1時) (携帯から) (レス) id: 45edbcdfad (このIDを非表示/違反報告)
憧れのサディスト(プロフ) - あばばさん» 沖神は書いたことがないのでもしかしたらご期待通りのものにならないかもしれませんが1度下書きしてみますね!少しの間、お待ちください (2019年4月13日 23時) (レス) id: a72c52539b (このIDを非表示/違反報告)
あばば - 憧れのサディストさん» 返信ありがとうございます!はい!沖田と神楽の話(カップリング)です!(沖田と神楽のいちゃいちゃみたいなw)リクエストの内容は神楽が沖田の目の前で敵に怪我をさせられてしまいそれに対し沖田がキレて…みたいな話を書いて欲しいです!いけますかね? (2019年4月11日 0時) (携帯から) (レス) id: 45edbcdfad (このIDを非表示/違反報告)
憧れのサディスト(プロフ) - あばばさん» コメントして頂き、ありがとうございます!文才など生憎持ち合わせていないとは思いますがそう言っていただけるだけでとても嬉しいです。リクエストはもちろん、OKです!ちなみにそれは沖田くんと神楽のでよろしいでしょうか? (2019年4月10日 21時) (レス) id: a72c52539b (このIDを非表示/違反報告)
あばば - とても文才があって羨ましいなと思います。その…リクエスト受け付けてますか?受け付けてるなら夢主さんが出てこない沖×神のCP系の話をかいて欲しいんですが…(詳しくは作者様の返信が来たら話します) (2019年4月8日 2時) (携帯から) (レス) id: 45edbcdfad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:憧れのサディスト | 作成日時:2019年4月6日 20時