さくら**高杉晋助 ページ11
｢晋助さん。来年は、お弁当を持ってきましょう。
鬼兵隊の皆さんで一緒に食べましょう。私、頑張ってお弁当作りますから。｣
ニカッと微笑むと、晋助さんは優しく頭を撫でてくれる。
何だかそれが苦しいほどに愛おしいくて、愛が止まらなくて
叶わぬ恋だと諦めていた時とは違う、胸の痛みを感じた。
ぎゅっと抱きしめる。
花より団子とはいうが私の場合、花より晋助さんだ。
逞しい胸板。少しだけ恥ずかしいがとても抱きつきたくなった。
私の背にぎこちなく伸びる晋助さんの腕。
｢ふふっ｣
｢何笑ってんだ？｣
｢いえ。幸せだなぁって。｣
晋助さんは紫色の花、例えば藤とかラベンダーが似合うと思っていたけど、ピンク色の花である桜もなかなか似合う。
妖美な雰囲気を漂わせ月光の似合う彼は、今はもうその面影などなくただの好青年として私の隣で笑っていた。
｢また来よう｣
｢ええ、約束ですよ。｣
私達は常に死と隣合わせであり、この人は世界を壊す気である。
苦しいと困ったという言葉を絶対に言わない強い彼は、未来を恐れてるため約束する言葉はあまり言わない。
もし、1時間後私が死んでも
もし、2日後に彼と離れても
私はきっとこの絡まった小指の存在をずっと忘れられないだろう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 28人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あばば - 憧れのサディストさん» わかりました！ゆっくりでいいので頑張ってください！ (2019年4月15日 1時) (携帯から) (
レス) id: 45edbcdfad (このIDを非表示/違反報告)
憧れのサディスト(プロフ) - あばばさん» 沖神は書いたことがないのでもしかしたらご期待通りのものにならないかもしれませんが1度下書きしてみますね！少しの間、お待ちください (2019年4月13日 23時) (レス) id: a72c52539b (このIDを非表示/違反報告)
あばば - 憧れのサディストさん» 返信ありがとうございます！はい！沖田と神楽の話(カップリング)です！(沖田と神楽のいちゃいちゃみたいなw)リクエストの内容は神楽が沖田の目の前で敵に怪我をさせられてしまいそれに対し沖田がキレて…みたいな話を書いて欲しいです！いけますかね？ (2019年4月11日 0時) (携帯から) (レス) id: 45edbcdfad (このIDを非表示/違反報告)
憧れのサディスト(プロフ) - あばばさん» コメントして頂き、ありがとうございます！文才など生憎持ち合わせていないとは思いますがそう言っていただけるだけでとても嬉しいです。リクエストはもちろん、OKです！ちなみにそれは沖田くんと神楽のでよろしいでしょうか？ (2019年4月10日 21時) (レス) id: a72c52539b (このIDを非表示/違反報告)
あばば - とても文才があって羨ましいなと思います。その…リクエスト受け付けてますか？受け付けてるなら夢主さんが出てこない沖×神のCP系の話をかいて欲しいんですが…(詳しくは作者様の返信が来たら話します) (2019年4月8日 2時) (携帯から) (レス) id: 45edbcdfad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：憧れのサディスト | 作成日時：2019年4月6日 20時
