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JD「A、大丈夫？わかる？」
「・・・・・・・」
二人がどれだけ呼びかけても Aは何も答えなかった。
JI「ヌナ？ヌナ？？」
JD「ジョンインの涙に一瞬反応しただけなのかな・・・・」
そうしているうちに、ジョンインの目が繋いだ手に落ちた。
JI「手の力抜けちゃった・・・・ヌナ・・・」
ジョンインは Aを胸に抱きしめて泣いた。
Aは呼吸をするだけの人形のようにただ抱き締められたまま動かなかった。
セフンが眠っているガラス張りの部屋の隣に、長椅子と並行して並べられた簡易ベッド。
Aはそこに横たえられたが目を開けたまま一睡もしていない様子だった。
狭い長椅子ではジョンデがジョンインを抱き締めるようにして２人は眠っていた。
ガラス張りの部屋はそこ自体に直接入れる扉があり、医療スタッフはそこを出入りしている。
看護師がセフンの状態をチェックしに入室し計器のチェックをしている。
脈の確認をしている時に、セフンの目が開いた。
看護師はすぐに院内専用の携帯で医師に連絡を取る。
ガラス張りの部屋の向こう側であわただしい足音が響く。
担当医が到着してセフンの状態をチェックした。
セフンは受け答えもきちんと出来たが、頭が痛むようで顔をしかめている。
NS(看護師)「患者さんの意識が戻りましたよ」
３人が横になっている部屋の扉を開けて看護師が明るい声で呼びかけた。
JI「え！？」
JD「セフン！！」
ジョンデとジョンインが飛び起きてガラス張りの部屋へ走った。
Aは身動きもせずにただ横になっているままだった。
SE「頭割れそう・・・なにこれすっごい痛い・・・」
眉間にしわを寄せてセフンは痛みとたたかっていた。
JI「頭は割れてないってさ。お前石頭だったんだな」
JD「冗談になってないよジョンイン。でもよかったよ意識が戻って。一時はどうなるかと」
SE「よく死ななかったよね俺・・・レンガだもんなぁ」
JI「凶器見えてたの？そんなところによく飛び込めたなお前」
セフンを見下ろしてほっとした顔をしている２人。
セフンはきょろきょろと周りを見渡した。
SE「ヌナは？どこにいるの？どこか怪我してない？」
JD「それが・・・」
ジョンインがそっとそばを離れた。
SE「なに！？どうかしっ・・・・いっつ・・・」
セフンが体を起こそうと動いて頭の痛みに呻いた。
JD「安静にしてなって！頭殴られたんだから」
ジョンデが慌ててベッドにいるようにセフンの肩を押す。
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〜NAE〜(プロフ) - にゃんさん» あっありがとうございます(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ 頑張ります！！！(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ (2017年8月27日 6時) (
レス) id: b1ae71ac5c (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - NAEさんのお話、すごく好きです！これからも更新楽しみにしています。応援してます！ (2017年8月26日 20時) (レス) id: 87856bb923 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2017年8月26日 0時
