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SMエンターテイメント本社ビル。
そこにはいくつか練習室という名のダンススタジオを抱えている。
練習生とデビューしたグループは一緒に練習する事はなく、必要に応じてグループが独占して使用することがあった。
現在一番大きな部屋をEXOがカムバに備えて独占使用していた。
(練習室久々だなぁ)
外のスタジオを知ってから個人練習はほとんどそちらを使用しているAは先輩の呼び出しを受けて事務所を訪れていた。
通り過ぎるスタッフに会釈をしたりしながら階段をのんびりと上がって行く。
目的の部屋に到着するとぶっきらぼうに二度ほどガラスドアを叩いてから開けた。
「来たよー、新しい振り教えてくれるの?」
SE「わー!もう来たー」
セフンが飛んできてAの前に立ちふさがった。
「?セフンソンベなにしてんの?邪魔」
SE「あー、いやー」
通せんぼするように前に立たれてAは不思議そうに見上げる。
「新しい振り教えてくれるっていうから来たのになに?からかったの?」
SE「違う。そうじゃなくてー」
言葉を濁すセフンの後ろで他の先輩の声がする。
「は?ジョンインソンベは?教えてくれないなら帰るけど」
CY「セフン!スソンこっちに連れて来いよ」
「は?」
唐突にセフンの後ろからチャニョルが本名ではなく芸名で呼ぶので訝し気に答えるAの目に自撮り棒を持つ姿が映った。
そのチャニョルを中心にEXOが一つ所に集まっている。
「なにやって・・・あ!まさかVかインスタ?!」
放送をやっている事に気が付いて踵を返そうとするAをセフンが捕まえて引きずっていく。
「ちょ!離せ!」
SE「先輩命令だから」
「ふざけんなっ」
じたばたともがくがお構いなしに引っ張って行かれる。
CY「じゃじゃ〜ん。みんなー!スソンが遊びに来てくれました〜☆ミ」
無理矢理カメラの前に入れられるA。
「やめてよ!EXO-L達に失礼じゃん!!」
懸命に逃げようともがくAをセフンに加えてベッキョンまで押さえにかかられてますます逃げられなくなる。
BH「みんな〜☆可愛い弟分のスソンだよ〜♡」
JI「EXO-Lに挨拶しなスソン」
Aはレンズを見ようとせずただ逃げようともがいている。
「やめてって!女なんか映ったら皆気分悪くするよ!離せっ」
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作者名:〜NAE〜 | 作成日時:2018年4月8日 17時