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133*** ページ36

Aは一人テレビ局の廊下を歩いていた。









 (眠い・・・今日はこのまま帰って寝ようかな・・・。あ、でもジンソンベがご飯作ってくれるって言ってたっけな)






歌番組の収録が終わり欠伸をしながら自販機のある場所へ向かっている。




眠気が酷い為自分の宿舎に帰るか、収録前にダンス練習のお誘いをくれたBTSの宿舎に行くかぼーっと考えながら歩いていた。





T字の曲がり角に差し掛かった時だった。







▢「ヒョン!!前見て!!!!!!!」





▢「え〜w」






-ドカッ-





 「ぎゃ!」





大柄な男に体当たりされてAは反対側へ吹っ飛んだ。




眠たさにぼーっとしていたこともあり咄嗟に受け身が取れず壁に叩きつけられる。





 「う・・・」




▢「うわぁ!!!すみません!すみません!!」




▢「NAKEDのスソンさんだ!!ヒョンどうするんだよ!!」




▢「スソンさん!スソンさんしっかり!!」





 (誰だ・・・こいつ・・・ら・・・・)





不覚にもAは気を失ってしまった。





























▢「本当に申し訳ありません!こいつ普段から落ち着きがなくて」




▢「すみませんでした!俺の不注意で」




MG「いや、避けられなかったこいつも悪いからそんなに謝らなくていいよ。
 それよりスケジュール大丈夫なのか?仕事詰まってるだろ」




▢「スソンさんにきちんとお詫びさせて頂くまでここにいさせてください」




MG「軽い脳振とうだしそんなに心配しなくても大丈夫だよ。寝不足も重なってたし」




▢「でも先輩に怪我させて僕たちの気持ちが収まりません。どうか目が覚めるまでいさせて下さい」





枕もとでやいのやいのと声がして目を覚ますA。






 「・・・うるさいんだけどなに」






頭が少し痛むせいで不機嫌な顔のまま体を起こすA。






MG「おお、起きたか」




▢「スソンさん!!」





▢「すみませんでした俺!!」






およそ病室内とは思えない声量が降り注ぐ。







 「うるさい。声が大きいよ、あんた達誰」







よく見るとうじゃうじゃとベッドを取り囲まれていた。






▢ALL「あ!All I Wanna do. Wanna One! 初めまして!Wanna Oneです!!」





合唱されてAはさらに眉間のしわを深くする。





 「うるさいってば・・・。ワナワン?・・・あれ、今日一緒だったよね」

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作者名:〜NAE〜 | 作成日時:2018年4月8日 17時

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