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ウリョンがソファに座る。
WL「去年もやってないのになんで〜?」
UR「うやむやにしちゃってるけど、私達あの子に謝ってないじゃん。ジヒョンの事」
場が静まり返る。
時間が流れ過ぎて今更言葉にするのも気が引けて姉たちは何も出来ずにいたままだった。
DH「やってみる?急遽過ぎてあれだけど」
RW「どうせやるならみんな呼んで盛大にやったら?いつも遊んでるあの子の仲良しのオッパ達に声かけてさ」
リョウォンが前髪を弄りながら言う。
WL「んじゃあ場所借りてさ!どーんとやっちゃおうよ!」
一気に盛り上がった姉たちは一斉に散らばって手配に入った。
・
MG『今どこにいる?事務所に顔出せ』
Aの携帯にメールが入った。
マネージャーからの呼び出しだった。
(めんどくさいなぁ)
Aは目深に被った帽子を少しだけ持ち上げてもう一度その場所を見る。
「じゃあね」
そう呟いてAは歩き出した。
・
事務所に来たAはマネージャーに電話を入れた。
「来たよ。どこにいんの?」
MG『おー、〇会議室だ。すぐに来い』
携帯を切ってエレベーターに乗り込む。
指定された会議室は事務所内で一番大きな部屋だった。
Aは掛けていたサングラスを胸元にひっかけて歩く。
会議室の前まで来るとノックも無しにドアを開けた。
「いったい何の用」
「「「「「「「「「「「センイルチュッカへー!!!!!!!」」」」」」」」」」」」
いくつも鳴るクラッカー。
紙吹雪が降り注ぎ、盛大な拍手と歓声。
驚いて目を見開いたAの前にはたくさんのスタッフ、先輩、姉たちが笑顔で出迎えていた。
DH「誕生日おめでとう!」
BH「水臭いなーマンネ!今日が誕生日ってなんで言わないんだよお前はーw」
CY「おめでとうー!」
NJ「おめでとうA!」
YG「酒が飲める年齢だなぁおいw」
TM「おっめでとー♪ケーキ食べよケーキ♪」
JI「チキン冷めるから先に食おうぜー!」
呆然としているAの前で、EXOもSHINeeもSUPER JUNIORもBTSまで全員ではないが揃って笑っている。
TY「なにぼやっとしてんのよ!早くこっち♪」
WL「ケーキ見てケーキ♪」
双子が手を引いてAを中央に連れていく。
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作者名:〜NAE〜 | 作成日時:2018年4月8日 17時