Wild Flower3

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3rdシングル、デビュー２年目にして公開されたAの歌声は一大旋風を巻き起こした。





NAKEDのメインダンサーとしての立場を確固たるものとしていたAはボーカルラインとしても十分やっていける才能を持っていた。





NAKEDの在り方についても首脳陣が今後の展望を模索していく。





メインボーカルの一人であったジヒョンを失なった痛手はAの才能によって穴埋め出来る、と目されていた。







ところがAはそんな首脳陣の思惑はどこ吹く風、メインダンサーとして己に誇りを持っていてボーカルラインに加わる事を了承しなかった。





アルバムに収録するソロ曲の話が出たがぴしゃりと断った。






　「私はメインダンサーでしょ。なんで歌わなきゃなんないの」






ところがジヒョンの為に用意していた楽曲が日の目を見ないのは可哀想だと押し切られてしまう。







1stアルバムの公開も目前となった。









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NAKED初のフルアルバム『NAKED FLOWER』が発売初週にミリオンを達成。







韓国版のみの制作だったにも関わらず全世界に頒布された。







同時に開始された1stソロコンサート。







韓国内数ヵ所を巡る。







ワールドワイドなSMエンターテイメントで世界デビューをしていないのは珍しいパターンだった。






だが韓国内のコンサートには世界各国からファンが押し寄せた。







NAKED達は幸せな時間を過ごせている事に感謝していた。









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UR「ねぇ。そういえばマンネって今年成人だよね？」







リビングでのんびりしていた中ウリョンが思い出したように声を上げた。






TY「え？そう？」






WL「そういえばそうだよね、あたし達22だもん」






NY「え、待って。Aって誕生日いつ？去年パーティーしてないよね」





YS「ってか誕生日なんてあの子何も言わないから知らないんだけど」







安定の外出中のマンネについて姉たちが口々に言った。






DH「プロフィール見れば載って・・・・・・やだ、今日なんだけど」







MH「えー！！！マジで知らなかったんだけどどうしよう」






TY「そういえばどこ行ったの？A」





WL「知らない。スタジオじゃないの？バンタンオッパたちと」






TY「またー？ったくもーあの男ったらしはー」





MH「どうしてそうなったｗ」






UR「せっかく判明したんだしさ、やろうよ誕生日パーティー」

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