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久しぶりのミューバンの出演にNAKEDのテンションは上がっていた。
衣装はイブニングドレスが主体の各自デザインが違うもので、女性らしいスタイルに仕上がる。
姉たちは嬉しそうに支度を整えていた。
NAKED恒例の双子とAのバトルはあれ以来なくなっていてAは以前よりも口数が減っていた。
必要な事以外は口を開かない。
仕事以外では誰とも目を合わせない。
NAKEDに入った当初よりも酷く内側に閉じこもっているようだった。
仕事は文句なしに終わらせるし引け目がある姉たちは突破口が見つけられず静観するしかなかった。
ステージ前に他の出演者と司会者と短いTalkをするシーンを録る為にスタジオに移動する。
NAKEDの相手はEXOだった。
BH「わぁ♡ダヒヌナ超綺麗〜♪めちゃくちゃいいじゃんそれ」
JD「ほんとだー!みんなすごい綺麗だよ。ドキドキしちゃうね♪」
EXOがキラキラした目でNAKEDの晴れ姿を褒める。
JI「Aが女に見える!」
SE「ジョンインしっかり!!!」
いつも男にしか見えないその豹変ぶりにEXOのマンネ達がからかったがAは笑いもせず
「そこ上がるからどいて」
前を素通りしてひな壇の上に上がった。
SU「・・・」
司会者とPDがやってきて段取りの説明が始まった。
双方のグループのしゃべり担当が早口で打ち合わせ通りの言葉を言い合う。
カメラを向けられている間Aは薄く笑ってファインダーに収まる。
挨拶の時だけ口を動かし、あとは口角をあげているだけ。
その部分の収録が終わるとそそくさと控室に戻る。
歌の収録の為ファンが観覧位置に着く。
NAKEDもステージに上がった。
収録前からすでに多くの歓声が上がる。
NAKEDの姿を見ただけで泣きだしているファンもいた。
DH「みんな来てくれてありがとう。待たせてごめんね。よろしくお願いします」
ダヒがマイクを通して挨拶をする。
UR「みんなに会いたかったよ。いつも応援ありがとう。心から感謝します」
ウリョンも続いて挨拶をする。
MH「ありがとう。今日も頑張るよー!」
NY「こんにちはー。一緒に歌おうね皆ー」
RW「どお?今日も私可愛い?」
YS「頑張りまーす♡」
皆がそれぞれマイク越しに笑顔で挨拶をする。
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作者名:〜NAE〜 | 作成日時:2018年4月8日 17時