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テレビの音だけが響く。
「こんなの全部嘘だ!!!!!!」
Aの叫ぶ声。
「みんなグルになって質の悪い悪戯してるんだよ!!だから首謀者見つけ出してぶっ飛ばす!!!事務所に連れてってヨリソンベ!!」
CY「え、でもお前これ」
言いかけたチャニョルにジュンミョンが止めて首を振る。
SU「行き先は事務所じゃなくて〇〇病院だ。いいな」
「オンニもグルなんでしょ!!そこにいるならそこでいい!!連れてって今すぐ!!」
ジョンインが手を離して立ち上がったAはチャニョルに詰め寄った。
CY「わかった。行くぞ」
SE「俺も行く」
JI「俺も」
セフンとジョンインが立ち上がった。
SU「やめとけお前ら」
「早くしてよ!!!!!!」
ジュンミョンが止めようとしたがAが時間を割くことを許さず4人は駆け足で出て行った。
・
・
病院の入り口辺りはマスコミと押しかけたファンでごった返していた。
既に事務所関係者が裏口や駐車場を確保していて、4人は警備に守られて中に入った。
代表や事務の人間、マネージャーもいてAは怒鳴りかかろうとしたがセフンとジョンインに阻まれる。
4人に気付いたマネージャーが近づいてきた。
CY「ヒョン、こいつがどうしても連れて来いって」
MG「ジュンミョンから聞いてる。悪かったなお前ら・・・こっちだ」
マネージャーに連れてこられた先は霊安室だった。
「どこまで手が込んでるの」
吐き捨てるように言うA。
「自分で確かめろ」
マネージャーはAを見なかった。
安置されているそれは白い大きな布が掛けられていた。
顔の部分だけ小さな別の布が掛けられている。
Aは雑にそれを取り払った。
「なにメイクまでしてんの?死体役なんてふざけたことしてないで起きなよオンニ、悪戯はもう終わり」
体に触れようとした瞬間マネージャーがAの腕を掴んで止めた。
「なにすんの」
MG「顔は綺麗だけど・・・体は・・・」
その先は涙で言えないマネージャーだった。
「はっ!・・・あんたまでとんだ名演技だね!マネージャーやめて俳優になったら!?
離してよ!!この胸糞悪い悪戯にはもう付き合いきれないの!!!」
マネージャーの手を振り払って突き飛ばす。
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作者名:〜NAE〜 | 作成日時:2018年4月8日 17時