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ジョンインが俯いたままのAの頭を撫でた。
「っ・・・」
SE「我慢しなくていいよ。怖かったろ」
セフンがギプスの上から腕を撫でる。
TM「なに食べる?俺林檎がいいな」
ジミンからタッパーを受け取って勝手に開けているテミン。
JM「点滴袋でかいなー。よいしょっと」
Aの後ろに回ってベッドに座るジミンが肩をそっと掴んで引き寄せると素直に背中を預けるA。
JM「ちょっと熱あるみたいだな。体熱い」
ジミンがAの肩に顎を乗せて言った。
JI「ちょいやらしいなお前w体熱いとかw」
ジョンインがからかう。
JM「なんでやらしいんですかww」
TM「林檎うまー」
「なんで、揃って来てんの」
押さえようとして余計に震える声。
SE「安心させるために来た」
セフンがそのまま答える。
TM「オレンジうまー。ほらAあーん」
テミンが指で摘まんだオレンジを俯いたAの口元に差し出す。
Aは大人しくそれを口にした。
甘酸っぱいオレンジの果汁が口に広がった。
「っ・・・・ぅ・・」
JM「もう大丈夫だから」
いつもダンスの練習をしているメンバーに囲まれて体中に回った毒が抜けていくような感覚に涙を堪えられなくなったAがオレンジを噛み締めて泣いた。
・
・
JI「・・・寝たなw」
ジミンが持ってきた果物を5人で平らげて、おしゃべりをしていたが静かになったAの寝顔を確認するジョンイン。
SE「ジミンも寝てるよw」
Aのクッションになっているジミンも口をあけて寝ている。
TM「スタジオでもジミンの腹枕で寝ちゃうからジミンの体がゆりかごなんだろうなーw」
普段グループ内では兄たちに可愛がられているマンネが揃って年下のマンネの寝顔を見てクスクスと笑った。
SE「あれ、ジミンって明日オフだった?」
JI「知らない」
TM「可愛いから写メっとこ」
実の所ジョンイン達も事件の詳細を聞いてAの顔を見るまでずっと不安だった。
事務所が違う為報道で後から知ったジミンが不安そうな声で電話をかけて来た時も、ジミンに言い聞かせながら自分たちが落ち着こうと必死だった。
今二人の寝顔はそんな3人を癒していた。
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〜NAE〜(プロフ) - マイさん» ありがとうございます(´;ω;`)ブワッ いま書いている部分がなかなかうまくまとまらなくて更新滞っていて申し訳ありませんT^T コメントありがとうございますっ頑張ります!!! (2018年3月31日 6時) (レス) id: b1ae71ac5c (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - 続きが読みたいです!楽しみにしてます! (2018年3月31日 0時) (レス) id: 462242a30f (このIDを非表示/違反報告)
〜NAE〜(プロフ) - 名無し24407号さん» なんというありがたいお言葉T^T 本当にありがとうございます!ご期待に応えられますよう頑張ります><。 コメントありがとうございますっっめちゃくちゃ励みになりますT^T (2018年3月23日 13時) (レス) id: 4cc4eb82da (このIDを非表示/違反報告)
名無し24407号(プロフ) - どハマり!続きが気になって仕方ないてます!更新お願いします!待ってます!! (2018年3月23日 11時) (レス) id: 6ceee168e8 (このIDを非表示/違反報告)
〜NAE〜(プロフ) - nagisaさん» nagisa様こんにちは!とっっっっっっても嬉しいお言葉ありがとうございますT^T これからもがんばりますのでよろしくお願い致します><。 コメントありがとうございました♪ (2018年3月22日 14時) (レス) id: f67a508fa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:〜NAE〜 | 作成日時:2018年3月21日 0時