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Aは目を伏せる。
「知らない顔だった。笑ってたから狙いは完全に私だったみたい」
淡々と答えるA。
DH「顔・・・見たの?」
恐怖に引きつるダヒの顔。
「見た。ラケット捨てて走って行ったけど慌ててる様子じゃなかったよ」
ダヒは横になっているAを抱き締めた。
「苦しいよオンニ」
DH「もういい。ここは安全だから・・・大丈夫」
「・・・」
Aは口を結んだ。
・
・
Aの意識が戻った事で少しだけ安心したメンバーは宿舎に戻って行った。
ダヒが残ると言ったがAは疲れた顔を見てるのがしんどいと苦言を呈して帰した。
静かになった病室で左腕のギプスに目を落とすA。
(・・・あいつ笑ってた・・)
犯人のにやけた顔がよみがえる。
今は痛みはないが熱を持っているような左腕は心臓の鼓動に合せて脈動しているようで押さえ込んでいる不安感が全身に毒のように回り始める。
(前の時と同じ人間の仕業?・・・・・・でもどうやって裏に入り込んだ?・・・・簡単にセキュリティ突破できるってどういう事?・・・・)
知らぬうちに右手は握りこぶしになっていた。
-コンコン-
唐突にノックが聞こえてビクッと体が揺れた。
「だれ?」
答えがない。
「・・・だれ」
ノブが回る。
Aは息を呑んだ。
声が出せない。
JI「よう。具合どうだ?」
ひょっこり顔を出したのはジョンインだった。
SE「変な顔してどうした?」
続くセフン。
TM「頑張ったなぁお前。あんな振り続けて腕痛かったろ」
テミンまで一緒にいる。
JM「果物持ってきたけど食える?」
最後に入って来たジミンがドアを閉めた。
「・・・っ」
さっと顔を伏せるA。
JI「病気じゃないから食えるだろw」
JM「そうですけどずっと寝てたって聞いたからどうかなってw」
TM「俺が食べたいー」
SE「タッパーってあたりが用意いいよなwお前が準備したの?それw」
JM「うちのヒョン達が包丁握りましたw」
見舞いに来たのに勝手におしゃべりをしている4人。
JI「頑張ったな、A」
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〜NAE〜(プロフ) - マイさん» ありがとうございます(´;ω;`)ブワッ いま書いている部分がなかなかうまくまとまらなくて更新滞っていて申し訳ありませんT^T コメントありがとうございますっ頑張ります!!! (2018年3月31日 6時) (レス) id: b1ae71ac5c (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - 続きが読みたいです!楽しみにしてます! (2018年3月31日 0時) (レス) id: 462242a30f (このIDを非表示/違反報告)
〜NAE〜(プロフ) - 名無し24407号さん» なんというありがたいお言葉T^T 本当にありがとうございます!ご期待に応えられますよう頑張ります><。 コメントありがとうございますっっめちゃくちゃ励みになりますT^T (2018年3月23日 13時) (レス) id: 4cc4eb82da (このIDを非表示/違反報告)
名無し24407号(プロフ) - どハマり!続きが気になって仕方ないてます!更新お願いします!待ってます!! (2018年3月23日 11時) (レス) id: 6ceee168e8 (このIDを非表示/違反報告)
〜NAE〜(プロフ) - nagisaさん» nagisa様こんにちは!とっっっっっっても嬉しいお言葉ありがとうございますT^T これからもがんばりますのでよろしくお願い致します><。 コメントありがとうございました♪ (2018年3月22日 14時) (レス) id: f67a508fa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:〜NAE〜 | 作成日時:2018年3月21日 0時