Wild Flower2

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スタッフ「嘘だろ、これもしかして凶器！？」





別の所から声が上がって壊れたテニスラケットがメンバーの目に写った。






スタッフ「警察と救急車！観客に気付かれないように行動しろ！」





UR「何が起こってるの？・・・」




YS「オンニ・・・これAが襲われたってこと？」




NY「あんな怪我してるのに・・・最後まで踊り切った・・」




双子は恐ろしさに泣き出し、姉たちは絶句していた。







裏口で待ち構えていたマネージャーが救急隊員を誘導してAの所まで連れてきた。






青い顔をしたままぐったりとするAが運ばれていく。





ダヒがついて行こうとしたがマネージャーが止めた。





MG「カーテンコールがあるだろう。妹たちを頼むぞダヒ」




DH「終わったらすぐ行きます。Aをよろしくお願いします」




サブマネージャーがNAKEDに付き添って救急車へ向かう一行を見送った。









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・








大盛況のうちに終わったSMTOWN LIVE IN SEOULだったが、その日のうちに事件が報道された。





ステージ裏で襲撃されたアイドル。





管理体制とセキュリティについて事務所には非難が殺到するが、一部ネット上では生意気なヨジャアイドルが当然の報いを受けたと過激な発言も上がっていた。







メンバーが見守る中、点滴に繋がれたAはまだ目を覚まさなかった。





MH「ジヒョンオンニ、顔色悪いよ。少し休みなよ」





立ったまま壁にもたれているジヒョンの顔色が心配になったミファがソファに座るよう促す。




JH「大丈夫」




ジヒョンはその場を動こうとしなかった。






　「ん・・・」






DH「A！」





小さな声を上げたAに全員の注目が集まった。






ゆっくりと瞼が開く。







　「・・・？・・どうしたのみんな」






痛いほどの視線が集まる中、少しぼーっとした表情のA。






DH「どうしたじゃないわよ。大丈夫？腕痛む？」






ダヒが涙を堪えた顔で言った。





　「・・・？」





開ききった目で周りを見渡すとようやく事態を把握するA。






　「倒れたのか・・・・かっこ悪い」





自嘲するように言うA。






TY「かっこ悪いのなんかどうだっていいよ！！」





テヤンが大声をあげた。





　「うるさ・・」





WL「こんな大怪我したのに舞台に上がるなんてどこまで馬鹿なの！？は・・犯人っ」





ウォルが喉を詰まらせた。

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