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他の部屋には目もくれない様子に3人はまた首を傾げた。
一階の廊下の奥からまた足音がして
家政婦「お嬢様、こちらを」
手紙の束のようなものをAに差し出す家政婦。
Aはそれをちらりと見ただけで
「処分して下さい。いりません」
受取もしないでそう言った。
CY「おい、お前宛なんだろ。確かめもせずに」
チャニョルが少し険しい顔をした。
「見なくてもわかるから要らないの。気にしないでソンベ」
そうして靴を履いて出て行こうとするA。
家政婦「お嬢様、次のお帰りはいつ頃でしょう?」
どこか悲しそうに家政婦は言った。
「お世話になりました。お元気で」
彼女の方を見もせずにそう言うとAは玄関から外に出た。
後ろをついていくビーグルラインは2人のやりとりから読み取った推測に言葉が見つからないようで、黙って歩いている。
車庫に戻るとチャニョルが開けた後部ドアに荷物を入れてシャッターを開けるA。
日の光が差し込んできて車庫全体が明るくなった時だった。
▢「A!」
突然男の声がしてビーグルラインがそちらを見た。
Aは無反応だった。
▢「無視するなよ。番号も変えてるし手紙を送ってもお前なんで実家に帰ってこないん」
CY「ソクホ・・ヒョン??」
チャニョルが驚いた声を上げる。
SO「え・・」
名前を呼ばれた男性も固まっているがチャニョルの顔を見てさらに驚いた顔をしている。
BH「チャニョル、誰?」
ベッキョンがチャニョルの袖を引っ張った。
CY「あぁ・・・お前ら2人は知らないよな。昔一緒に練習生やってた先輩」
SO「まさか・・・なんでEXO引き連れて来てるんだよお前・・・」
「事務所の先輩だから。なにか用ですか?クォンさん」
Aはソクホに背中を向けたまま無感情の声で言った。
SO「そんな呼び方・・・オッパって呼んでくれよ昔みたいに」
BH「えっ・・・」
ベッキョンが思わず声を漏らす。
「そんな間柄じゃないし、もう帰るんで」
車の方に歩き出そうとしたAの肩を掴むソクホ。
SO「話くらい聞いてくれてもいいだろう?俺は今でもお前を」
「ハユンが期待通りにならなかったから、私に乗っかるつもり?」
肩に載せられた手を払ってAがソクホの方を向いて言った。
SO「そんなつもりじゃ・・・」
「そっちが捨てたくせに今更何の用?」
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〜NAE〜(プロフ) - マイさん» ありがとうございます(´;ω;`)ブワッ いま書いている部分がなかなかうまくまとまらなくて更新滞っていて申し訳ありませんT^T コメントありがとうございますっ頑張ります!!! (2018年3月31日 6時) (レス) id: b1ae71ac5c (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - 続きが読みたいです!楽しみにしてます! (2018年3月31日 0時) (レス) id: 462242a30f (このIDを非表示/違反報告)
〜NAE〜(プロフ) - 名無し24407号さん» なんというありがたいお言葉T^T 本当にありがとうございます!ご期待に応えられますよう頑張ります><。 コメントありがとうございますっっめちゃくちゃ励みになりますT^T (2018年3月23日 13時) (レス) id: 4cc4eb82da (このIDを非表示/違反報告)
名無し24407号(プロフ) - どハマり!続きが気になって仕方ないてます!更新お願いします!待ってます!! (2018年3月23日 11時) (レス) id: 6ceee168e8 (このIDを非表示/違反報告)
〜NAE〜(プロフ) - nagisaさん» nagisa様こんにちは!とっっっっっっても嬉しいお言葉ありがとうございますT^T これからもがんばりますのでよろしくお願い致します><。 コメントありがとうございました♪ (2018年3月22日 14時) (レス) id: f67a508fa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:〜NAE〜 | 作成日時:2018年3月21日 0時