Wild Flower2

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Aは立ち上がった。




　「遠回しな言い方は嫌いだって言ってなかったですか？さっさと話して下さい」



DH「A！」



代表はふっと笑ってAを見る。




CEO「テヤンの恋愛ネタがスクープされた。相手はドラマで共演したイ・ジョンソクだ」



RW「え！？あんなオルチャン(イケメン)と！？」



NY「いつの間に〜？？」



Aは椅子に戻る。




　(そういえば最近宿舎にいない事が多かったけどこれ？)




CEO「幸い向こうの事務所も公式発表を認めて下さったから公開に踏み切るが、アンチが騒ぎ出すのは必須だろう。ジョンソクの人気はお前たちも知っての通りだ。
　テヤンの不手際でNAKEDが初のスクープに晒される。相応の覚悟をしておきなさい」



代表の言葉にテヤンはますます小さくなって泣き続けた。



ウォルも一緒になって泣いている。




　「別に恥ずかしい事したんじゃないんだから泣くのやめなよオンニ」




Aはぶっきらぼうに言い放つ。




DH「Aやめなさい、代表の前で」




　「だってジョンソクさんって結婚してるわけでもないし他に彼女もいないんでしょ？
　公開恋愛になるんだし堂々としてればいいじゃん」




CEO「それは正論だがこの業界じゃ通用しない。
　今にお前もわかるだろう。他の者も、これはテヤンを許したわけじゃない。
　致し方がない解決策なだけだ。こんなスクープを続けるような事があれば、叩き潰すぞ」




それはグループの事を意味しているのだと全員が理解した。




代表はそれだけ伝えると退席し、残ったマネージャーが明日の会見についてスケジュールの確認をした。




会見に臨むのはテヤンだけ。ウォルも同席はしない。




とにかくペンへの謝罪と、公開恋愛についての報告をするとのことだった。




　(こういうのほんとバカバカしい。誰が誰を好きでも別にいいじゃん)




Aは呆れたように会議室の天井や壁を見ていた。









･









翌日はテヤンの心とは裏腹に晴天だった。




会見には同席しないがNAKED全員が会場に入っていた。






DH「きちんと話しておいで」




意気消沈しているテヤンを抱き締めるダヒ。




ウォルはテヤンの手を握っていた。





YS「がんばれテヤン」




姉たちがテヤンを励ますがAはあらぬ方向を向いたままだった。








･






生中継される謝罪公表会見を別室でモニタリングするNAKED達。





開始早々質問が飛び交う。

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