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Aは跳ね起きてベッドから降りた。
腕が何かに引っ張られて鈍い痛みを覚える。
それを引き抜いてAは駆け出した。
ドアを開けて飛び出す。
NS「どうされました?」
よく見えない誰かに声を掛けられる。
ただそれだけの事が酷く怖かった。
Aは反射的にその人物の反対側へ駆け出した。
NS「あ!患者さん!?」
追いかけてくる足音が怖くて、Aは夢中になって逃げ出した。
・
・
DH「え!?Aが病院からいなくなった!?」
マネージャーからの電話でダヒが大声を上げる。
メンバー達がダヒの周りに集まった。
DH「いえ、戻ってません。・・・わかりました。私も探しに行きます。はい」
電話を終えると玄関に駆け出すダヒを妹たちが追った。
TY「Aいなくなったの!?」
UR「私も行くよオンニ」
WL「私も!」
ダヒは一呼吸おいて振り返る。
DH「あんた達はここにいて。Aが帰って来たら連絡ちょうだい。大丈夫、すぐ見つけて連れて帰ってくるから」
ダヒはにっこり笑って出て行った。
近所を探すために徒歩で出る。
サセンが数人宿舎の前にいたので仕方なく全速力で駆け出して一旦大通りに出てタクシーを拾った。
そしてジュンミョンに電話を掛けた。
DH「もしもし、私。ねぇ、まさかと思うけどA来てないよね?」
SU『A?今晩は入院させるって言ってたじゃないか。どうしたんだ?』
ジュンミョンの答えにダヒはため息をついた。
SU『ダヒ?』
DH「病院からいなくなったってマネージャーから電話が来たの。見かけた看護師の話によると靴も履かずに逃げるように走って行ったって・・・。どうしよう、そっちに行ってないならいったいどこに・・・」
SU『落ち着けダヒ。いなくなったのはどのくらい前なんだ?』
DH「30分くらい前みたい。マネージャーも病院内を探してから電話くれたの」
SU『じゃあそんなに遠くへは行ってないな。俺も探しに行くよ』
DH「そんなことしなくていいよ。そっちに行ったら捕まえておいてくれれば」
SU『弟たち残しておくから大丈夫。また連絡する』
そう言ってジュンミョンは電話を切った。
DH(どうしていなくなったんだろう・・・EXOの宿舎に行ってないなら・・・実家?
いやでも清潭洞の家には帰らないらしいから実家はないか・・・事務所にいるなら連絡がくるはず)
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〜NAE〜(プロフ) - マイさん» ありがとうございます(´;ω;`)ブワッ いま書いている部分がなかなかうまくまとまらなくて更新滞っていて申し訳ありませんT^T コメントありがとうございますっ頑張ります!!! (2018年3月31日 6時) (レス) id: b1ae71ac5c (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - 続きが読みたいです!楽しみにしてます! (2018年3月31日 0時) (レス) id: 462242a30f (このIDを非表示/違反報告)
〜NAE〜(プロフ) - 名無し24407号さん» なんというありがたいお言葉T^T 本当にありがとうございます!ご期待に応えられますよう頑張ります><。 コメントありがとうございますっっめちゃくちゃ励みになりますT^T (2018年3月23日 13時) (レス) id: 4cc4eb82da (このIDを非表示/違反報告)
名無し24407号(プロフ) - どハマり!続きが気になって仕方ないてます!更新お願いします!待ってます!! (2018年3月23日 11時) (レス) id: 6ceee168e8 (このIDを非表示/違反報告)
〜NAE〜(プロフ) - nagisaさん» nagisa様こんにちは!とっっっっっっても嬉しいお言葉ありがとうございますT^T これからもがんばりますのでよろしくお願い致します><。 コメントありがとうございました♪ (2018年3月22日 14時) (レス) id: f67a508fa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:〜NAE〜 | 作成日時:2018年3月21日 0時