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ウリョンが暗い声を上げた。
YS「まさか本当に何か投げてくるなんて・・・」
JH「固いものじゃなくてよかったね・・。頭なんて・・・」
TY「・・・血かと思った」
いつもは騒々しいテヤンの声が震えていた。
DH「テヤン・・・」
TY「うちのマンネが・・・ころされるのかと思っ」
喉が詰まった様子にウォルがさっと抱き寄せた。
WL「塗料でよかった・・・」
TY「うん・・・」
ダヒが傍に行って二人を抱き締める。
DH「あんたたちもよく頑張ったね。あんな状態だったのに逃げ出さずにちゃんとやり遂げた」
WL「私たちプロだもん・・・」
震えた声でダヒの腕の中で呟くウォル。
重苦しい控室の中で9人の姉たちにAは見つめられていた。
・
結局目を覚まさないAを病院に連れてきたマネージャー。
検査の結果、特に問題はなく疲労とショックによるものだろうとのことだった。
栄養剤などが入った点滴を施されている。
念のため一晩入院して翌朝帰る事になった。
マネージャーはAを病室に残して電話を掛けに出ていた。
照明を落とした部屋の中で目を覚ますA。
(あれ?・・・ここどこだ?)
頭がぼんやりしているのか、ペンキにまみれた後無理矢理開かされてシャワーを直接当てられたせいなのか視界がぼやけていた。
(よく見えない・・・あ・・あっちは眩しい・・・)
きょろきょろと見回していると廊下の明かりがぼやけて見える。
目がしくしくと痛んだ。
(眩しい・・・・スポットライト・・・・ステージ・・・・みんなが見てる・・・・・っ!)
唐突に付きつけられた悪意に身の毛がよだち全身が震えた。
ステージを降りてからも周りを囲まれていて慌ただしかった為なのか感じなかった恐怖が突然Aを襲った。
(どこから飛んできたのかわからない・・・・誰が投げたのかもわからない・・・
・・・・・・・・・・・あれが石だったら?・・・・鉄の塊だったら?)
考えても仕方のない事が渦を巻いてAを取り囲む。
体の震えが止まらず、息がしずらくなってくる。
不意に耳をつく誰かの足音。
(なに・・・誰?・・・ここはどこ?・・・・いやだ・・・・明かりを消して・・・・
今はいや・・・ステージになんて戻れない・・・知らない人間の目に晒されるのはいやだ!)
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〜NAE〜(プロフ) - マイさん» ありがとうございます(´;ω;`)ブワッ いま書いている部分がなかなかうまくまとまらなくて更新滞っていて申し訳ありませんT^T コメントありがとうございますっ頑張ります!!! (2018年3月31日 6時) (レス) id: b1ae71ac5c (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - 続きが読みたいです!楽しみにしてます! (2018年3月31日 0時) (レス) id: 462242a30f (このIDを非表示/違反報告)
〜NAE〜(プロフ) - 名無し24407号さん» なんというありがたいお言葉T^T 本当にありがとうございます!ご期待に応えられますよう頑張ります><。 コメントありがとうございますっっめちゃくちゃ励みになりますT^T (2018年3月23日 13時) (レス) id: 4cc4eb82da (このIDを非表示/違反報告)
名無し24407号(プロフ) - どハマり!続きが気になって仕方ないてます!更新お願いします!待ってます!! (2018年3月23日 11時) (レス) id: 6ceee168e8 (このIDを非表示/違反報告)
〜NAE〜(プロフ) - nagisaさん» nagisa様こんにちは!とっっっっっっても嬉しいお言葉ありがとうございますT^T これからもがんばりますのでよろしくお願い致します><。 コメントありがとうございました♪ (2018年3月22日 14時) (レス) id: f67a508fa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:〜NAE〜 | 作成日時:2018年3月21日 0時