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JI「お前勘がいいんだな、飲み込み早いし」


ジョンインが楽しそうに言う。


 「ありがとうございます。先輩は教え方上手いですね、めちゃくちゃわかりやすいです」


JI「おお、後輩らしい台詞出た」


 「普通に感想言っただけなんですけど」


JI「フリーで合わせてみようぜ」


ジョンインがオーディオを操作しながら続けた。


 「楽しんでますよね先輩」


SE「お前も楽しそうじゃん」


後ろからセフンが笑って言う。


 「踊ってる時が一番雑音聞こえないんで」


流れる汗をタオルで吹きながらそっけなく答える A。


JI「そんだけ生意気だとヨジャグループじゃ苦労してんだろーなw」


セフンは面白い玩具を見つけたように生き生きとしていた。


 「ご想像にお任せします」

SE「男ならよかったのになー」

 「そろそろ黙りません?先輩」

SE「生意気すぎwww」


JI「ういー始めるぞー」



そうしてまた3人で踊り始めた。




























あの偶然の出会いから Aは合同練習室でしばしばジョンインとセフンの指導を受ける日があった。


わざわざ Aの為に出向いている訳ではないが、専用練習室を使わずわざわざ練習室に出向いてくる為、他の練習生たちもざわついた。


EXOの2人見たさに今まで早く来なかった練習生たちが足を運ぶようになったが、3人が踊り始めると口を閉じて見入っている。


Aをよく思っていない練習生たちも、その真剣さには感服していた。









練習室での逢瀬が続くと、次第に打ち解けて行った3人。



ジョンインとセフンは、4・5歳差をものともしない物怖じしない男勝りな Aを弟のようにかわいがり、女扱いせずなんでもストレートにぶつけてくる先輩2人に事務所で初めて心を許した A。



JI「そこ腕の振りが遅いって何回言ったらわかんだよ!」



 「あんたみたいに高速で動かせるわけないでしょ!」



SE「ターメーグーチ―」



 「うるさい!そこどいてよセフンソンベ。蹴るよ」



最初に比べて一切手加減しなくなったジョンインは平気で Aを怒鳴りつける。


しかし、泣くどころか容赦なく噛み付いてくる Aは負けじとジョンインの指導に食らいついては、横やりを入れてくるセフンにも噛み付く始末。



SE「自分が出来ないからって俺に八つ当たりしない」



セフンが Aにデコピンした。



 「いっ!・・・・・ちくしょう」



SE「あらまぁ汚い口」

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作者名:〜NAE〜 | 作成日時:2018年3月4日 18時

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