Wild Flower (ページ49)

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JI「テミンのすごさ目の当たりにしたくせに邪魔ってお前な」

　「だってテミン先輩喧嘩売ってくるんだもん」

TM「嬉しそうに買ったじゃんお前ー。ねー踊ろうよー」

初対面の後輩にも甘えた声を出すテミン。

　「なんですかこのジャンキーっぷり」

JI「口(ペチン)こうなったら満足するまでやめないからなテミンは」

　(痛い・・・ジュンミョンソンベに殴られてからみんな私を殴る・・・)

ジョンインにはたかれた頭をさすりながらぶすくれるA。

TM「音楽かけてー。続きー」

JI「はいはい」

Aを追い越してジョンインがオーディオのスイッチを入れた。

　「でてけー」

･

SE「なにやってんの３人して」

練習室にひょっこり顔を出したセフンが中を見て呆れた声を出す。

　「死ぬ・・・」

JI「さすがのお前も、スタミナ、切れか」

床に転がっているAを見てジョンインがにやついた。

　「自分だって、息、切らせてる、くせに・・・」

TM「さいっこー。もうちょっとやろうよー」

一番元気なテミンはむずむずと体を動かしたままだった。

SE「テミニヒョンと遊びに行ったんじゃなかったの？これがその遊び？」

中に入りながらセフンが言う。

TM「セフンもやろうよー」

新しく生きの良い犠牲者を見つけたテミンは水を得た魚のように生き生きとしている。

　「もう動けないよダンスばか」

JI「口(ペチン)」

　「痛い」

またジョンインにはたかれるA。

この日以来、Aを見つけるとテミンはダンス練習につきまとうようになった。

TM「Aー新しい振り教えてあげるー」

　「なんでSHINeeの曲覚えなきゃなんないんですか。私NAKEDでヨジャグループです」

TM「サビの少し前からが超かっこよくてさー、俺大好きなんだよねー」

　「人の話聞けよソンベ」

TM「さ、やるよー」

EXOに続き、SHINeeのマンネにも気に入られてしまうNAKEDのマンネはぶすくれながらも貪欲に先輩たちのテクニックを吸収していくのだった。