24***BTS ページ24
険しい顔をしたチャニョルがぶっきらぼうな声で言い、SUGAが不思議そうに返すとVがこそっと伝える。
JM「ここです」
ジミンが申し訳なさそうに手を上げて答えた。
チャニョルがのしのしとジミンに近づくと、ジミンの膝で寝ているAを見つける。
CY「どれだけ飲んだんだ?」
膝を折ってAの顔を覗き込むチャニョル。
RM「このカクテルを一気飲みしたみたいなんです。すみません、ちゃんと見ていなくて・・・」
RMの沈んだ声が答える。
CY「お前らが飲ませた訳じゃないならいい。面倒掛けてごめんな」
抑えてはいるものの怒気が乗った声。
チャニョルはAを抱き上げた。
CY「この上着誰の?」
JG「僕のです。すみません」
チャニョルに抱き上げられたAから自分の上着を回収するジョングク。
SE「楽しく飲んでた所にごめんね。うちの子がお世話になりました」
チャニョルの傍に来たセフンがBTSに頭を下げた。
SK「俺たちの方こそすみませんでした。スソンの事、叱らないでやって下さい。目を離した俺の責任です」
BTS最年長のJINが再度深く頭を下げる。
BH「こいつまだ俺たち以外に知り合いいないからこれからも仲良くしてやってね。テテ、連絡ありがとう。ごめんな」
TH「ううん。ごめんなさいヒョン。スソンの事よろしくお願いします」
BH「言われなくてもw 邪魔してごめん。またな」
TH「はい」
チャニョルが抱いているAに顔を隠すように自分の上着をかけるベッキョンはBTSのメンバーにそう挨拶をしてチャニョルの後ろをついて行った。
Aの荷物を持ったセフンが最後に出てドアを閉める。
JG「チャニョル先輩かっこよかったなぁ」
ジョングクがため息交じりに呟いた。
緊張が一気に解れた瞬間だった。
NJ「他事務所の女の子潰しちゃうなんて不覚すぎたよ・・」
JM「まだ子供なんだなって自覚した」
JG「俺より年下なんだもん、子供だよ」
SK「お前もまだまだ子供だけどな」
TH「Aって言うんだなぁスソン。・・・ん?日本人?」
YG「日本っぽいなぁ」
HS「本名だと思ってたよスソンがw」
場はしらける事無く、程なくしてBTSも自分たちの宿舎へと帰って行った。
BH「いきなりBTSに懐き過ぎだろこいつ」
チャニョルが運転する車の中で代わりに膝に乗せたAの頬を指でつつくベッキョン。
SE「BTSで良かったよ逆に」
セフンが答える。
313人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:〜NAE〜 | 作成日時:2018年3月4日 18時