18***BTS ページ18
いつの間にか距離が近くなっているVとジミンから逃れようとBTSに囲まれた中心から出てプロジェクターに近づいた。
JM「じゃあもっと一緒に踊ろうよ♪」
ジミンが付いて来て笑いながら言った。
「隙間時間でやりくりしてるんで邪魔しないでください。出てって下さいよ」
次の動画を探っていると、
NJ「一生懸命練習してる所申し訳ないんだけど、俺たちが予約した時間なんだよ・・」
一番背が高いRMが申し訳なさそうに言った。
「!」
驚いてスタジオの壁掛け時計を見ると言われた通り出て行かなければいけない時間は過ぎていた。
Aは眉をひそめると、
「すみませんでした。すぐ出て行くので許して下さい」
自分の荷物が置いてある所に駆け出そうとしたAの腕をジミンが掴んだ。
「なにす」
JM「せっかくだから一緒にやろうよ。俺もっと君と踊りたい」
TH「おー、いいんじゃない俺たちも自主練だし♪」
そうして二人に囲まれるA。
「いや、他事務所だし私まだデビュー前だし先輩たちの邪魔出来ませんから」
放せといわんばかりに掴まれた腕を振るA。
NJ「無理強いしちゃだめだよ二人とも。他事務所の女の子に」
TH「いーじゃん、ねぇユンギヒョン、いいでしょ?」
YG「好きにしろ。とっとと始めるぞ」
JM「いぇーい」
逃げる事叶わず、AはBTSのメンバーの真ん中に連れていかれ鏡の前に立つ。
「私ちゃんと遠慮しましたからね?・・・えーっと」
Vの顔をじーっと見たまま一旦停止するA。
TH「ぶはっwwwww お前まさか俺たちの名前知らないとか言わないだろーなwww」
「・・・バンタン先輩」
TH「それグループ名だしwwwwwwwwww」
Vは転げまわって大笑いしている。
「人の名前覚えるの苦手なんです」
プイッとそっぽを向くA。
RMが丁寧にみんなの紹介をしてくれた後、自主練が始まった。
・
・
どれほどの時間が経過したのか定かではないが、汗だくになっても生き生きと踊るAは、同じく汗だくになっても踊るのを止めないジミンと競うように踊り続ける。
他のメンバーは徐々に1人また1人とスタジオの壁に背中を当てて座り休憩を取って踊り続けている2人を見ている。
JG「あの子凄いね、ジミニヒョンといい勝負だよスタミナ」
BTSのマンネがドリンクで喉を潤しながら言った。
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作者名:〜NAE〜 | 作成日時:2018年3月4日 18時