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翌日の早朝。


Aはいつものように事務所に来て練習室の鍵を職員から受け取って移動していた。


 

 「あ・・・」



視界に入った人物を確認して思わず声が漏れた。



SU「あ、じゃなくてあいさつ」



ジュンミョンがにっこりとしながら言った。



 「女の顔殴ったくせに」



ジュンミョンを見つけた所で足を止めたままAがぼそっと呟いた。


SU「あ・い・さ・つ」


 「女殴ったくせに」


今度は聞こえるように言うA。



SU「一回殴ったら二回目も三回目も同じだよなぁ」


ジュンミョンが距離を詰めてきた。


 「おはよーございます」



ぺこりと頭を下げてあいさつをするA。


SU「ん。おはよう。腫れなくてよかったなほっぺ」


Aの顔を確認してまたジュンミョンが微笑んだ。



 「あんたが殴ったくせに」


SU「あんた?・・」


 「すみません、先輩。ご指導ありがとうございましたっ」



姿勢をきちんと正して深く頭を下げるA。


SU「姉さんたちと仲直りできた?」


 「直すような仲じゃないんで」


SU「生意気だなぁw」


 「先輩はなにしてんですかこんな時間にこんなところで」


Aは腕時計を確認する様子を見せながら言う。



SU「あぁ、ちょっと野暮用がね。練習頑張って」



 「はぁ。ありがとうございます。じゃあ」



会釈をして立ち去るA。




SU「女の子の顔に傷でも付けたら、責任取る処の話じゃないからね」




小さく呟いてジュンミョンは笑った。

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作者名:〜NAE〜 | 作成日時:2018年3月4日 18時

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