PIECE505 ページ36
ローside
『お世話になりました。どうもありがとうございます...』
もう大丈夫です....！
ペコりと下げられた頭は、
なんだか余計小さく見える。
ロー「......そうか」
これでもう、
会うこともねェな。
(......)
どこかへ行く小さな背中。
サラッ....
ブロンドの髪が、
脳裏にチラつく。
すると、
ロー 「おまえ、故郷の島はどこだ。なんなら送ってやる」
勝手に開く、
俺の口。
え、
シャチ「あのキャプテンが人に優しい...」
ベポ「アィ...」
後ろから部下達の声が聞こえる。
だが、
そんなこと知ったことか。
チッ...
ロー「言え、どこだ。」
サーカス団なら、
本拠地があるだろう。
だが、
へ？
『いや....その....』
中々話さない女。
嫌なのか？
すると、
言いにくそうに、女が話し出す。
実は、
『......わたし、今の仲間に会う前までの記憶がないんです。
だから、今は仲間を探してもらえたら助かります』
なんだか申し訳なさそうに話す女。
だが仲間という言葉は、
楽しそうに聞こえた。
(記憶がない......)
ロー「......そうか、分かった。
おまえ名前は？」
『Aです。』
これが、
俺とAの出逢い。
(今日はよく名前を聞かれるなぁ.....)
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箱 - 493話の夢主ちゃんの格好ロシーみたいな格好ですね (2023年1月6日 18時) (
レス) @page24 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペンペン2
| 作成日時：2018年7月7日 17時
