EXILE 医療センター18

▽ ページ49

今市side

看護師からAちゃん起きました、との連絡が。


午後22時。あんまり寝れてない。

今市『Aー、どした、笑』

俺の顔を見てまた泣きそうに。笑

今市『大丈夫。先生いるから、しんどいとか辛いことあったらいつでも呼びな、ひとりで抱え込まない。

とりあえず、蕁麻疹出てるところにお薬塗っとこうな。まだ自分で塗るの怖いでしょ。』


『……ん……』


横を向いてしまって、怖がるA。

今市『ん。そのままちょっとだけ我慢な。

……ごめんちょっと触るよ、』




結構広範囲に広がってる。服薬も始めてるのに。


今市『ん、いいよ。服直して。』


『……』


今市『そろそろまた寝ような。』

こくっとうなづくA。


今市『うん。今はちょっと体が疲れてるから治り悪いけど、もう少ししたら引いていくから、心配しなくていいよ。』


『…うん……』


今市『ん。』


『…ひとりで寝たくない。』


今市『じゃあ寝るまでここにいる。だから安心して寝なさい。』


『………』


最近、元気がない顔してる。少し数値が悪いと通院時の検査で引っ掛かってそのまま入院してきた。病院にいるのストレス溜まってるんだろう。


『……んっ……んっ、 ……』


今市『A。我慢しなくていいよ。思いっきり泣きなさい。』


『……んっ、うぅ………』


背を向けて泣く後ろから背中をゆっくり撫でる。


落ち着いてからもとんとんと背中を叩いていると、

『……やだぁ、……』


今市『何が嫌なの、ん？よしよし、…』


少しだけベッドに入って添い寝する形に。


今市『……』


『……※♂▽▲……』


今市『…笑、』


ちょっとぐずぐず何か言ってたけど寝た。

俺の腕で眠るAはまだまだ幼くて。

年齢に似合わず、大きなもの背負ってるもんな。本人は平気そうだけど、体は正直。




二時間後、また確認すると少し蕁麻疹は引いてた。

少しずつでいいから、治していこう。


あと少しで18も終わりです。

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19について。11/26更新。→←#蕁麻疹

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