▽ ページ32
登坂side
中務『苦しいな、うん、酸素マスクつけとこ。』
登坂『ごめん、裕太。
Aー、そろそろ泣き止む。泣きすぎ。笑』
上手く息が吸えてない。唇が少し青い。
登坂『A、…落ち着こう。先生怒ってないし、何にも心配しなくていいんだよ。だからちょっと落ち着け、な?』
これだけ泣いてる理由はなんとなく分かる。
約束を破って運ばれて怒られると思って怖かったんだろう。怒るも何も落ち着いてからじゃないと。
体を起こしてやって、抱き包む。
登坂『大丈ー夫、大丈ー夫。酸素マスクつけるぞ、』
ようやく泣き止んだ。
裕太も救急のスタッフも、もちろん俺も一安心。
登坂『ぐったりじゃん。もー、泣きすぎ。笑』
『……っ、ごめんなさいっ、ごめんなさい、っ…』
登坂『ん。わかったから。あとで理由は聞くけど、怒ったりしないから。だからもう泣かない。わかった?笑』
『…っ、うんっ…』
登坂『とりあえずそのまま薬落としてもらって、検査やろっか。今日、明日ぐらいはとまってもらうな。』
『…はぁい…』
検査の準備が整うまで刺激しないように、引き続き背中を撫で続ける。
……
その夜。
ようやく検査も終わり、病室で過ごさせる。
帰る前にならないといけない仕事があるから。
登坂『A、入るぞ。』
Aのひくっと背中が揺れたのがわかった。
780人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「GENERATIONS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - LDHグループ大好きです最高です (2018年12月8日 9時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
あき - ずっと見させて貰ってます!パスワード教えて頂きたいです。 (2018年8月7日 2時) (レス) id: 39c73ddecb (このIDを非表示/違反報告)
geneyuki0525(プロフ) - 1からずっと見ててキュンキュンしてるんです!19のパスワードを教えて貰えないですか? (2017年11月21日 1時) (レス) id: 067db91ef5 (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - 1から見させてもらってます!19のパスワード教えて欲しいです。 (2017年11月20日 16時) (レス) id: cacbd8c6bd (このIDを非表示/違反報告)
Yuna(プロフ) - コメント失礼します。19のパスワードを教えて欲しいです。 (2017年11月18日 23時) (レス) id: afc7b3ac01 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:岩田柊架 | 作成日時:2017年3月28日 19時