EXILE 医療センター18

#葛藤 ページ31

#番外編

#高校生設定

登坂side


prrrrr..…


俺のPHSに救急から連絡が。

登坂『はい、登坂です。』

中務『あ、中務です、救急に須藤Aちゃんが発作で運ばれました。今は落ち着いてます。』

登坂『了解、すぐ行くわ、ありがとな。』


急いで救急に向かうと、裕太が困った顔で泣いているらしきAを宥めてる。


登坂『裕太ありがとう、…A大丈夫か、苦しくない？』


『………つっ、うっ、やぁだっ、…』


中務『体育の球技大会でバスケ中に発作が起きたみたいです。』

運動は禁止していたはず。

裕太はそれを分かっているから、決まり悪そうな顔をしてる。言わないでとでも言われたんだろう。


登坂『A、顔見せて。』

『………っっ、っ、うっ……』

うつ伏せになってしまって顔を見せるのを強くいやがってる。


多分怒られると思ってるんだろう。


中務『とりあえずICUに空きがあるんで、そこで少し様子を見ます。結構大きい発作だったみたいなんで…』


登坂『うん。ちょっと落ち着いてからまた来るわ、俺今ここにいるとまた発作出ちゃうだろうから。』


中務『あぁ、はい。笑』

裕太も困ったように話しかけてるから、ここは席をはずした方がいいかなと思ったんだけど。



医局に戻って30分たった頃。


また裕太から連絡があった、どうしたんだろ。

中務『すみません臣さん、Aちゃん泣き止んでくれなくてずっと泣いてるんです、苦しいやろうから泣き止もうってスタッフが宥めてもなかなか。』

登坂『そっかぁ。ん、とりあえず行くわ。』

普段の通院するときは活発で素直な子。


なんか思ってることがあるんだろう。

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