EXILE 医療センター18

#人見知り ページ24

#番外編

山下side


山下『なーに緊張しとんねん、俺もおるのに。笑』


今市『健ちゃんがいたって緊張するのは変わんないでしょ、笑

それにしてもがちがちだ、大丈夫だよ、なんにも怖くないし。』


喘息で担当患者のA。

高校生では希なケースやけど、子宮筋腫が見つかったらしく、小さいみたいやけど貧血とかいろいろデメリットが出てきたため入院して切除することに。


婦人科の担当医は隆二。いかにも優しそうで、かっこよくて、すぐ慣れそうなもんやけど、困ったことにそうもいかんみたい。笑

まぁ俺は長い付き合いやから普通やけど、そういえば最初は人見知りしてたな、と。

山下『そんな大きいカバン持ってどうしたん、』


『……え、あの、参考書とか、』


山下『えらいやん、笑』


『テストあるの。』


今市『そっかー、大変だ。』

まだ緊張しっぱなしでどうかなと思うけど、隆二やったら慣れてくれるはず。


午後の外来があるから、戻ることに。





……



夜になってまた見に行く。


病室に行く途中に隆二に会って。


今市『あ、健ちゃん。Aちゃん見に来たの？』

山下『そうそう、どんな感じ？』

今市『筋腫自体は大きくないし、数も少ないから筋腫切除だけで済むから負担は軽いんだけど。

要は不安なんだろうね。お年頃だし、ひとりで入院だしで疲れもちょっと見えてる。さっきの検査のときもちょっと泣いちゃってて、

俺男だしさ、全部は安心してもらえないと思う。』

山下『ホンマかぁ。せやんなぁ、怖いわな。

でも隆二は優しいいい先生とはいっとったけど。そこは多分気にすることちゃうよ、俺も男やし。


ただなぁ、人見知りはあると思う。

最初はみんなそうやろ、まあ優しくしたって、初めての手術やし。』


そんなことを話して、病室へ。

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