EXILE 医療センター18

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白濱side


白濱『Aちゃん、疲れたでしょ。

真っ暗じゃないけど眠れるかな。』

ICUへ運んで数時間。まわりは寝静まっているけれど、なかなか寝れないみたいで。


『……っ、…』


白濱『どした、怖い？』


急に泣き出してしまった。無理もない、ひとりでICUなんて怖いに決まってる。

白濱『よしよし、大丈夫だよ。


……お部屋怖いよなぁ、』



『……っ、うっ、』


白濱『でもね、先生たちいるから大丈夫だよ。なんにも心配しなくていいからね。

どっか痛いなぁ、しんどくなっちゃったなぁって思ったらいつでも呼んで。もう泣かなくていいから。笑』


ここのスタッフは子どもが不安に思うこと、心理状態を把握しているからその時その時に合う対応ができる。


だから誰でも信頼できるんだよ、と伝える。


安心できることが一番の睡眠薬になる。


白濱『もう遅いから寝ようね。

先生ここにいた方が良さげだね、………』

看護師『見てましょうか。』


『……せんせ、…』


白濱『…俺ここいるんで、なんかあったら呼んでください。

…先生ここにいるからな、大丈ー夫。笑』


よしよしとお腹を撫でていると、ようやくうとうとしだした。



『……やだぁぁ……っ、』


白濱『ん、ん、よしよし。』


どきどきぐずるけど、しばらくするとぐっすり。



よかった、ようやく寝れたね。本人も辛かっただろうから寝れてよかった。



大きく見えてまだまだ子供。

少ししんどい時間が続くけど、頑張ろうね。

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