EXILE 医療センター18

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片岡side


しばらく落ち着くまでAの背中を擦る。

俺が来たことで安心したのか、堰を切ったように激しくまた泣き出して。


どんだけ怒られたんだよ、笑

片岡『ごめんな、もっとちゃんと言ってればよかったな。Aごめん。』


『……っんっ、ちが、っ、うっ、』


片岡『うん。笑

お話しするのは落ち着いてからね、苦しいでしょ、今無理に話さなくていいんだよ。』







……


しばらくしてから泣き止んだA。


片岡『怖くなっちゃった？』


『……うん。』


片岡『そっかぁ。怖かったなぁ。

だけどね、岩ちゃんも好きで怒ったわけじゃないから、わかってあげて。

Aのこといつも心配してくれてるんだよ、今回もさ、どっかで倒れてたらどうしようって心配だったんだって。』


『わかってるもん、っ、だけど、なんかやだ…』


片岡『なんかもやもやするんだよな。

……大きくなったなぁ、笑


A、最初何もお話してくれないところからこんなにお話できるようになったんだもんね。大丈夫大丈夫。

みんな分かってくれてるよ、Aがちょっと反抗期なのも。』


それから病棟に戻ったんだけど。




まだ岩ちゃんのこと少し怖いと思ってるみたいで。ナースステーションの前を通るのもまだ怖いみたい。


片岡『ゆっくり慣れていきなね、』


不安げなAの目。

それに気づいた岩ちゃんは、ゆっくりと近づいて

岩田『A、ごめんな。

先生ちゃんとAの話聞かずに怒ったな、怖かったな。ごめん。』


最初は少し怖がってたみたいだけど、そこは岩ちゃんもよく分かってて無理に話しかけたり干渉するのを控えてると、徐々に戻ってきた。



よかったね。心が安定すると、体も安定してくるから。

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