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私はあの事故からずっとこの家に独りで囚われている。

だからコネシマさんがこの家の前にいた時、
W国に帰れるまで面倒を見ると言ってしまった。

もちろんコネシマさん達を助けたい気持ちはあった。

それでも、やっぱり独りは寂しいから。

皆に知られたら幻滅されちゃうなと、
そう思うと涙が止まらなくなった。



しばらく泣き続けていると、コネシマさんが私を見つけるなり一瞬ぎょっとした顔を見せた。

kn「A、どうしたん?」

優しく声を掛けてくれるコネシマさんに罪悪感を覚える。

「自己嫌悪中です」と答えると、コネシマさんは「なんやそれ」と苦笑を浮かべる。

「そういうコネシマさんはどうしたんですか?」

kn「たまたまトイレの帰りに通り掛かっただけや。良かったら話聞くで?俺にはそれぐらいしか力になれんから」

コネシマさんがそう言うと、更に涙が止まらなくなる。

久しぶりに私はしゃくりあげながら泣いたのだった。

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作者名:じう | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年6月18日 20時

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