【d!】社畜と異世界人 (ページ25)

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無事に買い物を終えて私とゾムさんと鬱さんの3人で、コネシマさんと合流する為に本屋へ戻る。

本屋には人集りが出来ている。

ut「この先に絶対シッマおるわぁ」

zm「顔面偏差値114514が本読んどるんやもんなぁ」

「前から気になっていたんですけど、顔面偏差値114514って何ですか」と思わずツッコミを入れる。

このコネシマさんを遠巻きに見ている人たちは、コネシマさんが本を読んでいる所をずっと見ているようだった。
人をかき分けて進んでいくと、コネシマさんがいた。

コネシマさんは本に集中しているのか、本の世界に耽っているようだ。
本を真剣に読む姿はとても様になる。

ふと今更ながらこの国の文字は読めるのかと疑問に思う。
会話が成立している時点で言葉は通じているが、文字もちゃんと読めているようだ。

「コネシマさん、お待たせしました」と肩をそっと叩くと、コネシマさんがこちらを振り向いた。

kn「お、お疲れさん。目的の物は買えたか？」

「はい、おかげさまで」

zm「Aにいっぱい服とかパンツ買ってもらったわ！」

ut「Aちゃん好きなパンツ教えてくれんし、いつものスーツは着るのやめて欲しいって言われてもたわぁ」

kn「それは大先生が悪いわ」

鬱さんは「しんらちゅ…」と嘆いた。

コネシマさんの読みかけの本と数冊の本をこっそり購入し、家に帰ったらプレゼントしようと鞄の中にそっと隠した。