【d!】社畜と異世界人 (ページ19)

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晩ご飯を食べている間にコネシマさんがお風呂を済ませ、ゾムさんがお風呂に向かっていった。
コネシマさんは相変わらず髪をしっとりと濡らして戻ってくる。

「あ、コネシマさんまた髪乾かしてないですね？乾かしますよ」と言うとコネシマさんは慣れたように私の前に座り込む。

kn「いつもすまんな！オカン！」

「オカンじゃないですってば」

kn「どこからどう見ても、Aはオカンやで」

ドライヤーで髪を乾かしながらいつものやり取りをしていると、鬱さんがこちらを暫くガン見してから向かってくる。

ut「は？シッマずるいわ！Aちゃん、僕にもそれやってくれへん？」

「構いませんよ。その前にゾムさんがお風呂から出てきてたらお風呂場の説明しますね」と返すと鬱さんは「やったー！」と喜びの舞を踊っていた。

「鬱さん、そこまで喜ぶなんて大袈裟ですよ」

ut「シッマにだけそんな美味しい思いはさせんからな。…まさかAちゃん、ゾムにもこれしてたりするん？」

「していますけど…」と返すと鬱さんは「じゃあ尚更僕もやってもらわなあかんなぁ」とうんうん頷く。
やはりこの人は距離感が近すぎるのでは。

kn「大先生、くれぐれも頼むからやらかさんといてや…」

ut「シッマのオカンやから、問題ないやろ？」

kn「大アリや！やらかして、Aに迷惑掛けたら家から追い出すで」

「そんな薄情な…！シッマ心無い！」とメソメソと泣いた真似をする鬱さん。

コネシマさんは色々気を遣ってくれるし、心有ると思うんだけどなあとぼんやり思った。