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kn視点
朝ふと目が覚めると、横でゾムが爆睡しとった。
布団を畳んで、パジャマから昨日Aに買ってもらった新しい服に着替える。
寝起きのせいで頭が回らんからぼーっとしていると、ドアからノックの音がした。
kn「開けてええよ」
返事をするとドアが開いて、Aが顔を覗かせた。
「おはようございます、コネシマさん起きてたんですね。私もう仕事に行かないといけないので…」
申し訳なさそうに「すみません…!」と謝るA。
「ご飯冷蔵庫に入れてあるので、レンジで温め直してゾムさんと食べてくださいね。帰り遅いと思うので夜の分まで入ってます。」
kn「作る手伝い出来んくてすまんかったな、次は手伝うわ」
そう言うとAは「ありがとうございます!誰か来ても絶対に玄関の鍵を開けないでくださいね」と言い、仕事に向かうため慌ただしく家を出ていってしもた。
Aが家を出るのを見送ると、腹が減ってきたけどゾムがなかなか起きんから叩き起こす事にした。
kn「ゾム!そろそろ起きんかい!」
zm「…んぅ、あともうちょっと寝かせてや…」
kn「Aの用意してくれた朝メシお前の分も食ってしまうで、いらんのか?」
そう言うとゾムは勢いよく布団から飛び出し、「いるからちょっと待ってえな!」と半泣きになりながら着替え始めた。
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