P2 ページ8
scene3［"I take your life forever,］
ｼｵﾝ「お待たせ、アマ連れて来たよ」
ｷﾊﾀﾞ「おかえり」
シオンとキハダの部屋には、既にシンクが到着していた
ｱﾏ「話って？」
ｼｵﾝ「実験施設のことと、2人のこと」
ｼﾝｸ「実験施設のことはほとんど資料に書いてあったはずだけど。他に気になることでもあったの？」
ｷﾊﾀﾞ「何か隠してるだろ」
ｱﾏ「別に大したことじゃない」
ｼｵﾝ「大したことじゃなくても、話してもらわなきゃわからないだろ」
ｼﾝｸ「何をそんなに気にしてるのかわからないけど、俺らは今更怖くなったりなんてしないし、俺らの気持ちは既に伝えてあるよね」
ｷﾊﾀﾞ「その他にも隠してることがあるだろって」
ｱﾏ「それを言ってどうすんの？」
ｼｵﾝ「どうするかは聞いた後に決める」
ｱﾏ「俺らが話さなくていいって判断したんだよ」
ｼｵﾝ「お前ら2人がそう判断しても、俺らにはその情報が必要なんだよ」
ｼﾝｸ「実験施設のことについては話さなきゃいけないかもしれない、けど、2人のことについては話さなくてもいい事だろ」
ｼｵﾝ「お前らがそう言うなら、2人のことについては無理に聞くことはしない。けど、実験施設については話してもらわなきゃ困る」
ｱﾏ「それを話して何になるの？何かに役立つ？」
ｷﾊﾀﾞ「それは聞いてから判断するよ」
アマイロは不機嫌そうに舌打ちをする
シンクは真っ直ぐ前を見つめているが、その目はいつもよりも血走っている
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
scene4［you take my life."］
ﾅﾃﾞ「あの2人、どうしてあんなに隠してるんだと思う？」
ﾓｴｷﾞ「2人には、きっと考えがあるんだよ」
ハナモエギとナデシコは2人の部屋で話している
ﾓｴｷﾞ「ねぇ、ナデシコ」
ﾅﾃﾞ「ん？」
ﾓｴｷﾞ「例えばね、俺が施設で創られた能力者だとして、施設から逃げ出してきたとする」
ﾅﾃﾞ「うん」
ﾓｴｷﾞ「けど、本来人工的に能力者を創り出すことは違法でしょ」
ﾅﾃﾞ「そうだね」
ﾓｴｷﾞ「俺は、存在が違法ってことだよね」
ﾅﾃﾞ「アマとシンクのこと？それなら、ヒサギ様が許可してくれてるじゃん」
ﾓｴｷﾞ「そうだね、けどそれはdiverとして、所謂、国の駒として使えるからだよね」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 278人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
