Eternal Symphony Ⅱ (ページ17)

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scene15［記憶巡る］

ｱﾏ「モエギ、ツキハだけ連れて来るように伝えて」

アマイロは地面に座り込み、肩で息をする

ﾓｴｷﾞ「時間的にそれしか方法はないけど、本当にいいの？2人は後悔しない？」

ｱﾏ「いい、それでいいから、とりあえずツキハだけは助けてあげて」

ﾓｴｷﾞ「シンクは？それでいい？」

シンクは頷くだけで言葉を発しない

ハナモエギは無線を入れる

ﾓｴｷﾞ「diver、聞こえる？」

ｷﾊﾀﾞ「聞こえる」

ﾓｴｷﾞ「ツキハだけ連れて外に出て。もう時間が無い。」

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scene16［全て奪われた］

ｷﾊﾀﾞ「ロイ、その子だけ連れて帰るよ」

ｱﾝｽﾞ「他の子は？他の子はどうなるん？」

ｼｵﾝ「わからない。けど、こんな人数を俺らだけで、しかも短時間で外に連れ出すのは無理だよ。ここは諦めてモエギに従おう」

ﾅﾃﾞ「ごめん遅れた！」

ナデシコはキハダ達に合流する

ｼｵﾝ「アマとシンクは？」

ﾅﾃﾞ「モエギと一緒に居るよ、外で休んでる」

ｼｵﾝ「そっか、」

ﾅﾃﾞ「結局、その子だけでしょ？連れて帰れるの」

ｷﾊﾀﾞ「とりあえず時間が無いらしいから、急ごう。ロイ、その子預かるよ」

ﾛｲ「はい、多分もう抵抗する力残ってないと思います」

ｷﾊﾀﾞ「軽いな」

キハダはツキハを抱えて歩き出し、他は後ろを着いていく

ﾛｲ「何をあんなに痛がってたんだろ」

ｱﾝｽﾞ「能力の影響なんかなぁ」

ﾅﾃﾞ「ねぇ、残された子たち、どうするの」

ｼｵﾝ「どうしようかね、あの子たちの望み通りにしてあげたいけど、あの状態じゃ一人一人聞けないし。

まず、ツキハが居なくなった時点で職員達が気づいて大騒ぎになる。残りの子たちが何をされるか分からないし、証拠隠滅の為に、あの子たちを消すってことも考えられる。あの子たちが無事である保証が無い限り、助ける手立ては打てないよ。」

ﾅﾃﾞ「じゃあやっぱり、あの子たちごと施設を...」

ｼｵﾝ「そうなるかもしれない、覚悟は持っておいた方がいいのは確か」

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scene17［この世の果てに］

diverの屋敷にて

ﾅﾃﾞ「そんなのおかしい！！あの子たちが本当に死にたがってるかなんて分からないじゃん！！あの子たちを見捨てんの？！」