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scene13［雨のように］
ﾓｴｷﾞ「そこの廊下の突き当たりを右に曲がって、すぐ右手側にある部屋を調べて」
ｱﾝｽﾞ「了解」
ﾓｴｷﾞ「シンク、その部屋を抜けて、そこ左に曲がったらアンズと合流できるから」
ｼﾝｸ「了解」
ﾓｴｷﾞ「シオン、3人はもう1つ部屋を超えたら右に曲がって、その先に実験室がある」
ｼｵﾝ「了解」
ﾓｴｷﾞ「実験室を調べたらアンズと合流」
ｷﾊﾀﾞ「了解」
ﾛｲ「あれっすか？実験室って」
ｼｵﾝ「あぁ、あったあった」
ｷﾊﾀﾞ「何、あのブルーシート」
ｼｵﾝ「ちょっと捲ってみる？」
ﾛｲ「俺捲りますよ。あっ、いや、これ見ない方がいいかも」
ｷﾊﾀﾞ「やばい？」
ﾛｲ「トラウマになります。この子たちは後で埋めますか？」
ｼｵﾝ「あー、なるほど、そういう事か。埋めるか火葬するかはとりあえず後で決めよう」
3人はブルーシートが被さった山に向かって手を合わせ、先に進む
ｼｵﾝ「アンズ！」
ｱﾝｽﾞ「シオンさん！」
ｷﾊﾀﾞ「子ども達は？」
ｱﾝｽﾞ「全然見つからんくて」
ﾛｲ「この部屋には？」
ｱﾝｽﾞ「居らんかった」
ﾛｲ「でもほとんどの部屋は調べ尽くしましたよね」
ｼｵﾝ「まだ調べてない部屋はある？隠し扉とかあった？」
ｷﾊﾀﾞ「いや、なかった」
ﾓｴｷﾞ「アンズ、アマとナデシコに合流
他の皆も、アマとナデシコが居る部屋に合流
そこが最後の部屋だよ
シンクは合流せずにそのままアマ達のところに向かって」
ｼﾝｸ「了解」
ｼｵﾝ「行くか」
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scene14［戻れない］
ｱﾝｽﾞ「アマくん？ナデくん？」
ﾅﾃﾞ「こっち！この部屋！真っ暗で何も見えないんだ」
ｱﾝｽﾞ「照らせばええのか」
ｱﾏ「頼んだ」
ｼｵﾝ「シンク、おつかれ、そっちも居なかったんだ」
ｼﾝｸ「全然居ない。気配すらなかった」
アンズは部屋の壁に触れる
コンクリートの壁に手を置くと、部屋一面が明るくなった
diverは息を飲んだ
部屋は厚いコンクリートで覆われ、部屋の一角が鉄格子で囲まれ檻のようになっている
その檻の中に、隅で小さく怯えている者が居る
ｼｵﾝ「えっと、とりあえずそこの壁にある扉も開こう」
コンクリートの箱の中に、もう1つ扉がある
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