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scene11［愛はきっと］
ﾓｴｷﾞ「ロイ、影を伝って部屋の中に入れる？」
ﾛｲ「入れます」
ﾓｴｷﾞ「部屋に入って、その部屋の電気消して」
ﾓｴｷﾞ「キハダ、そこの入口に職員が1人」
ｷﾊﾀﾞ「了解」
ﾓｴｷﾞ「シオン、部屋に入ったらもう1人の職員の目に」
ｼｵﾝ「俺の毒を塗ればいいのね」
ﾓｴｷﾞ「アンズ、子ども達はいた？」
ｱﾝｽﾞ「まだ見つかってない。もう少し進んでみる」
ﾓｴｷﾞ「了解、シンク、そこの廊下の突き当たりに防犯カメラがある」
ｼﾝｸ「溶かしとく」
ﾓｴｷﾞ「アマ、ツキハは？」
ｱﾏ「多分ここだろうなっていう所の扉の前にいる」
ﾓｴｷﾞ「もう少し待ってて、ナデシコ、一旦そこから離れてアマと合流」
ﾅﾃﾞ「了解」
ｼｵﾝ「外は大丈夫？」
ﾓｴｷﾞ「今のところ大丈夫そう、まだ職員が帰ってくる様子はないし、外にもバレてない」
モエギは施設の前で指示を出し
モエギ以外は施設の中で指示通りに動いている
ﾛｲ「電気、切りました」
ﾓｴｷﾞ「了解、職員が混乱してるうちに方付けちゃおう」
ｷﾊﾀﾞ「1人やった」
ｼｵﾝ「あとは俺だな」
ﾓｴｷﾞ「廊下から1人来る」
ｷﾊﾀﾞ「俺がやる」
ｼｵﾝ「おっけー、1人やった」
ｷﾊﾀﾞ「こっちは大丈夫」
ﾛｲ「俺も1人やったんですけど、血が」
ｼｵﾝ「あーあー、汚れたなぁ。帰ったら直ぐに風呂だな、アマに口うるさく言われるぞ」
ｷﾊﾀﾞ「うー、こいつ、顔、溶けてる」
ｼｵﾝ「俺の能力だよ」
ﾓｴｷﾞ「3人はアンズと合流して、子ども達を探して」
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scene12［降り注ぐ］
ﾅﾃﾞ「アマ！」
ｱﾏ「ナデシコ、こっち」
ﾅﾃﾞ「ここに、ツキハが？」
ｱﾏ「多分、この扉の向こうにいる」
ﾅﾃﾞ「とりあえず、開けてみようか」
ナデシコは鉄でできている頑丈な扉を力いっぱい押す
ﾅﾃﾞ「この扉、重！！」
やっと扉を開けると、部屋の中は真っ暗だった
ｱﾏ「真っ暗、電気は？」
ﾅﾃﾞ「スイッチとか、全然見つからない」
壁を触って確かめてみるが、スイッチらしきものは見つからない
ﾅﾃﾞ「アンズ呼んで照らしてもらうか」
ｱﾏ「モエギ、こっちにアンズ呼んで」
ﾓｴｷﾞ「了解、すぐ向かわせるから、背後とか気をつけて」
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