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松村 side


「っ、だぁー、泣かないの。な?」


A『グスッ…ふぇ、』


抱っこして病室に戻れば、やっぱり堪えきれない
涙が溢れ出した。


俺の腕で抱かれながら、樹先生に思いを馳せては
涙を流すなんて、贅沢な。


と、内心毒ずきながらもでも悲しいもんは悲しいよなと、同情したりもする。


「…大丈夫よ、Aのこと大好きだよ?」


目線を合わせるように抱き直して言えば、


A『ほっ、くんっ…』


「ん、そんな泣かなくても」



寂しげに眉を下げるA。





なんて可愛いんだ。





あれから、少し落ち着いたAを病室で休ませて俺がナースステーションに戻ると、


みゆう「ねぇーー!じゅりせんせぇ、あそぼ!」


田「んぇ?(笑)も〜仕方ないなぁ、ちょっとだけだぞ?」


みゆう「やったぁ!」



もうデレッデレの樹先生。


なんだか、俺まで胸が痛くなってきて、
いやそんなはずないし気持ちわりぃけど。




「樹先生、Aにも、」


田「A?体調崩した?」


「いや、そうじゃなくて…なんというか乙女心と言いますか、」


みゆう「ねぇいこぉ!」


田「ちょ、あと行くけど熱とかじゃないんでしょ?」


「はい、」


田「わり、ジェシーに言っといて」









勿論、急用ではない。


用事として呼ぶには、程遠い内容なのは俺も分かってる。





「…ふぅ、」



誰にも聞こえない程度の深呼吸を2回繰り返した。



…俺が不機嫌になってどうするよ。




みゆうちゃんに手を引っ張られて困りつつも、ニコニコする樹先生に複雑な気持ちになった俺は「Aが寂しがってます。」とメモ用紙に殴り書きして樹先生のパソコンに貼っつけた。

3→←幾日に色を、



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設定タグ:SixTONES , 病院 , 病系
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にゃん - 移行おめでとうございます!主様のお話が本当に大好きでずっと更新されないか楽しみにしていました!これからもお話楽しみにしています! (2021年7月29日 0時) (レス) id: b34980f8db (このIDを非表示/違反報告)
スモモ(プロフ) - maru_さん» そうなんですね!わかりました!!これからも更新楽しみにしてます!!! (2021年7月27日 20時) (レス) id: 6b77069b0e (このIDを非表示/違反報告)
maru_(プロフ) - みくさん» 本当にありがとうございます(TT)待っててくださって本当に本当に嬉しい限りです!!! (2021年7月27日 20時) (レス) id: db337c87a7 (このIDを非表示/違反報告)
maru_(プロフ) - スモモさん» ありがとうございます(TT)もうTwitterやっていません…すみません(;_;) (2021年7月27日 20時) (レス) id: db337c87a7 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 更新ありがとうございます!このお話大好きです!ずっと待っていました!おかえりなさい。 (2021年7月14日 1時) (レス) id: 12bc81e91e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:maru_ | 作成日時:2020年10月15日 23時

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