幾日に色を、 ページ26
松村 side
A『あーーーん！ぱーーーーんち！』
｢うぉっ、強いな〜負けちゃったよ｣
A『ほっくんすぐまけちゃう〜』
いやこの間、全然負けたフリをしない慎太郎に
キレたのはここのこいつ…失礼、俺の目の前にいるお嬢様。
｢大体、それさっきチューリップって言ってなかった？｣
A『ちゅーいっぷはアンパン〇ンにもなれるの！』
｢…あら素敵だこと｣
適当にあしらって俺は作業を進める。
ちなみに、
ナースステーション入るなという指令など彼女は聞く耳を持たないので諦めてる。
今日は俺らしい。
俺なんかと遊ぶよりよっぽど独りで遊んだ方が楽しいのでは？なんて思うけど、
否でも俺を選ぶ理由。
田｢や〜〜めっっちゃ可愛い。｣
森｢お人形さんみたいですよね、！｣
A『…』
｢…ほら、そのチューパンマンの敵作ったよ？｣
その辺の裏紙に適当に顔描いて敵の完成。
どうよ、ちょっと意識して本家の敵っぽく黒く塗って角なんか…
｢A〜？｣
目の前でゆさゆさとそいつを振ってみても、
目線は樹先生から離さない。
｢ねぇみて？ほくちゃん作ったの、｣
己でほくちゃんなんぞ、肝が冷える事はご愛嬌。
A『…じょーず』
｢見てないでしょあなた(笑)｣
てきとーな上手を頂いたので、俺は彼女をさっと抱き上げて自分の顔を合わせるようにした。
｢お部屋に戻ろうか。お部屋で戦おう？｣
A『じゅいせんせぇ、』
｢樹先生な、うん、あと呼ぶから先行こうねぇ｣
半ば強引に。
これには、それはそれは深い感情が関わっている訳でして。
到底俺なんぞの男には分からない感情。
いや、分からないというよりは俺なんかが左右できる部分ではない位置にある感情。
さて。
みゆうちゃんが退院するのが先か。
Aの限界が先か。
はたまた樹先生の気遣いが先か。
三つ巴はまだまだ始まったばかりだった。
ーーーー
お名前被りしてたらごめんなさい。
hopeの方で掲載している｢君を笑顔にする魔法｣の
原石さんver.になります。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1341人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にゃん - 移行おめでとうございます！主様のお話が本当に大好きでずっと更新されないか楽しみにしていました！これからもお話楽しみにしています！ (2021年7月29日 0時) (
レス) id: b34980f8db (このIDを非表示/違反報告)
スモモ(プロフ) - maru_さん» そうなんですね！わかりました！！これからも更新楽しみにしてます！！！ (2021年7月27日 20時) (レス) id: 6b77069b0e (このIDを非表示/違反報告)
maru_(プロフ) - みくさん» 本当にありがとうございます(TT)待っててくださって本当に本当に嬉しい限りです！！！ (2021年7月27日 20時) (レス) id: db337c87a7 (このIDを非表示/違反報告)
maru_(プロフ) - スモモさん» ありがとうございます(TT)もうTwitterやっていません…すみません(;_;) (2021年7月27日 20時) (レス) id: db337c87a7 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 更新ありがとうございます！このお話大好きです！ずっと待っていました！おかえりなさい。 (2021年7月14日 1時) (レス) id: 12bc81e91e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：maru_
| 作成日時：2020年10月15日 23時
