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慌ただしい廊下をただ前を見つめて歩みを進める。



メンバーは、もう先に行ってきっとE-girlsさん達と談笑しているだろう。




すれ違うスタッフの人たちに挨拶をし自分もその場に向かう。




ステージ裏出入り口の一番近い部屋。


LIVE終わりに先輩達がアイシングする部屋の前を通り過ぎようとしたその時。


今は、誰もいないはずのその部屋から腕が伸びてきて
私は、そのまま姿を消した。





驚きで声がでない。




部屋に引っ張られたことも


目の前にいる彼の存在も





『…何してんの?玲於。』


掴んだ腕を離しながら
そっぽを向く彼



本当に、本番前にこの幼馴染の塩男は何をしているんだか。




私の声でこちらに振り向いた彼は、

いつもと変わらない冷めた目で私を見つめる。



「別に?ただ、お前の顔があまりにもブスだったから」


『、はぃ?』


いきなり何を言うかと思えば、

相変わらず、口が悪いことで。




『それはそれは、悪かったですね。気を付けます。じゃぁ…』



冷たい目のままの彼に今度はこっちが背中を向けて部屋を後にしようとドアノブを掴んだ。






ドアが少し開けられたとき。
後ろから掴まれた手の力で私の体は後ろに傾く。


背中に感じる温もりに息が止まった。



固まっている私に、何も言ってこない玲於。




『ちょっと、時間ないn

「無理すんな。」ッ』


私の前に周った腕に力が入る。



「お前は、いつもいつも人のことばっかで自分のことは後回しで、そのくせ誰にも頼ろうとしない。」



彼の低くて甘い声が耳元を通っていく。




「大丈夫、お前の頑張ってる姿は俺が一番知っている。何かあっても俺や先輩たちが助けてくれるから心配すんな。堂々とやってこい。Aのスタイルでファンに伝えてこい。」





彼が言った言葉は、
さっき私がみんなに言ったことと似ていた。



みんなを励ましていたつもりが

本当は、自分が言ってほしい言葉だったんだと気づいてしまった。




そんな、自分のメンタルの弱さと今の状況に恥ずかしくなって
顔が上げられないままずっと自分の靴先を見ていることしかできなかった。


黙ったままの私に玲於は言葉を続ける。



「お前、メンバーを信用してないのか?」


『ッそんなことない。みんながいなければグループじゃない!!』


「じゃぁ、もっとあいつらを信じろ。それでダメだったら。





 そのときは、俺がお前を“支えてやる”」









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ESORA(プロフ) - マカロンさん» 返事が遅くなり申し訳ありません。すごく嬉しかったです!!一応来年の11月末まで続けるつもりだったので、もしよかったらこれかも見ていただけると嬉しいです。宜しくお願い致します。 (2018年12月16日 15時) (レス) id: 44dad9860d (このIDを非表示/違反報告)
マカロン(プロフ) - ESORAさん» すみません…夏とか勝手な事を…f(^_^;人には人のペースがありますよね!あまりにも作品が良すぎて、調子に乗って言ってるだけなので負担にならないといいのですが…。 体に気をつけてマイペースに活動を楽しんで下さい♪ (2018年12月8日 2時) (携帯から) (レス) id: d90a572a32 (このIDを非表示/違反報告)
ESORA(プロフ) - マカロンさん» コメントありがとうございます。夏の花までいけるように毎日少しずつではありますが更新したいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。 (2018年12月8日 2時) (レス) id: 44dad9860d (このIDを非表示/違反報告)
マカロン(プロフ) - こんばんは。素敵なお話ですね!私はお花も好きですし、ランペファンなのでより嬉しいです!夏の花言葉ストーリーも楽しみにしています^▽^無理をせずに頑張って下さい♪応援してます! (2018年12月7日 22時) (携帯から) (レス) id: d90a572a32 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ESORA | 作成日時:2018年12月1日 22時

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