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彼女の言葉に忘れかけていた大事なものが少し見えたような気がした…。



『聞いてんの??分かった??』

「 ッはい 」


ずいっと向かいの席から身を乗り出して聞いてくる彼女に思わず返事をする。



俺の返事を聞いた彼女は、さっきまでの鬼の形相から一転へにゃりと笑ってから

『うん!なら良し!』

とテーブルに突っ伏した…。






‥え?。


「…おぃ。」

声をかけても彼女からの返事はない。


嘘やろ…。


身を乗り出して彼女の顔を見ると
さっきまで気づかんかったけど頬を赤くして眠ってる。



「…フ八ッ」


幸せそうに寝てる彼女の顔を見て思わず笑いがでる…。



「あんなボロカス言っといて寝るてッ。なんやねんこいつ。」


ぼやいてみたものの気持ち的にはスッキリしていて

それが彼女のおかげなんやと気づくのに時間はかからんかった…。




「筋肉バカってお前も思ってたんかぃっ!」


ちょっと意外過ぎる彼女の性格にただただ一人笑っているしかなかったが…。




「…待ってこいつ家どこやねんッ」



眠っている彼女を置いて1人アタフタするのはその数十分後だった。









「 …はぁ 」


自分の家に帰ってきたのは0時を回るころ。

あの後、彼女をなんとか起こして家の住所とかを聞いたら
車は近くの事務所が契約している駐車場に置いていたためそのままにして
彼女をタクシーに乗せて家まで送っていくことになった。


まともに歩けずフラフラする彼女をなんとかタクシーに押し込んで運転手に住所を告げる。
走り出したタクシーの中でも彼女は寝ていて、時々ふにゃふにゃ笑っていた。



店から30分程の距離で着いたマンションの前でタクシーが止まると。



また、彼女を支えてエントランスをくぐる。

その時には、すこし意識がはっきりしてきた彼女がエントランス前のロックを解除してくれて
念のため彼女の部屋の前まで送った。




15階建ての10階でエレベーターを降りて103と書かれている部屋の前で彼女が止まる。
鞄から鍵を出してドアを開けるのを見届けた俺はそのままエレベーターに戻ろうと引き返した。




『数原さんッ』



彼女の声に振り向くと
彼女は、部屋のドアを開けて半分体が中に入った状態で。


『数原さんは、GENEにとって必要な存在です!私、数原さんの声が好きでGENEのマネージャーになれて良かったって思ってます!』





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ESORA(プロフ) - マカロンさん» 返事が遅くなり申し訳ありません。すごく嬉しかったです!!一応来年の11月末まで続けるつもりだったので、もしよかったらこれかも見ていただけると嬉しいです。宜しくお願い致します。 (2018年12月16日 15時) (レス) id: 44dad9860d (このIDを非表示/違反報告)
マカロン(プロフ) - ESORAさん» すみません…夏とか勝手な事を…f(^_^;人には人のペースがありますよね!あまりにも作品が良すぎて、調子に乗って言ってるだけなので負担にならないといいのですが…。 体に気をつけてマイペースに活動を楽しんで下さい♪ (2018年12月8日 2時) (携帯から) (レス) id: d90a572a32 (このIDを非表示/違反報告)
ESORA(プロフ) - マカロンさん» コメントありがとうございます。夏の花までいけるように毎日少しずつではありますが更新したいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。 (2018年12月8日 2時) (レス) id: 44dad9860d (このIDを非表示/違反報告)
マカロン(プロフ) - こんばんは。素敵なお話ですね!私はお花も好きですし、ランペファンなのでより嬉しいです!夏の花言葉ストーリーも楽しみにしています^▽^無理をせずに頑張って下さい♪応援してます! (2018年12月7日 22時) (携帯から) (レス) id: d90a572a32 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ESORA | 作成日時:2018年12月1日 22時

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