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「えぇ―! 龍友くんAちゃんのこと嫌いなんですか!?」
「うん、隼はちょっと黙ろうか…。」
「あぃ。」
完全に酒に飲まれている隼をメンさんが静めてくれている。
「別に、嫌いってわけちゃうけど。あのなんでも気を遣うっていうか自分は後回しでっみたいな感じが苦手やねん。」
「謙虚でいいんじゃない??」
「悪いとは思わんで?でも、自分の意見って全然言わんやん?常に他人が優先でそれが嫌や。」
「「んー。」」
涼太やメンさんが難しい顔をしているなか
さっきから黙っていた玲於と裕太が驚きのことを口にする…。
「A、自分の意見いうよ」
「 え?」
「おぅ、間違ってることに対しては結構ズバッっていうしな…。」
2人の言っていることに訳が分からなくなっていると・・・、
「それに、A怒るとめっちゃ怖いっすよ?」
「は?あいつが怒る?」
「なになにぃ??玲於ちゃん怒られたんですかー??だれにぃ??」
ゴスッ。
玲於が酔っ払い隼に鉄拳を食らわせお陀仏にしたあと話を続けた。
「塩対応もいいけどちゃんと周りを見て判断しろって、最初はカチンっと来ましたけど正論すぎて言い返せませんでした。」
「俺もあるよ。Aに怒られたこと」
「涼太が?」
「頑張るのもいいけど、ちゃんとガス抜きしなさいっって、まぁ言われたときはもっとキツイ言い方だったけど。」
「A豹変するよね。」
「うん、ぐうの音も言わせないほどにね・・・。」
俺が見ているあいつのイメージと2人が話しているあいつとのギャップがすごすぎてついていけない。
「…俺もあるんだけど、」
「俺もあるで。」
「あ。こいつも俺と一緒の時に怒られてましたよ。すげぇ泣きそうになってたわ。」
メンさんや裕太、玲於が言うには隼もあいつに怒られたことがあるらしい。
しかも、全部が正論でメンバーみんな反省しているとかどんなやねん。
「おつかれー。」
みんなとあいつについて話していると
亜嵐君が個室に入ってきた。
「お疲れ、結構早かったね。ビールでいい??」
「うん、よろしく。いやー。Aちゃん段取りがいいから早く終わってさ。ついでに店の前まで送ってもらったの。」
「へぇ、Aもやるねぇ。丁度今、Aの話になってたんだよ」
「Aちゃん?なになに??」
「亜嵐君ってAに怒られたことあんの?」
隼以外の視線が亜嵐君に向く。
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ESORA(プロフ) - マカロンさん» 返事が遅くなり申し訳ありません。すごく嬉しかったです!!一応来年の11月末まで続けるつもりだったので、もしよかったらこれかも見ていただけると嬉しいです。宜しくお願い致します。 (2018年12月16日 15時) (レス) id: 44dad9860d (このIDを非表示/違反報告)
マカロン(プロフ) - ESORAさん» すみません…夏とか勝手な事を…f(^_^;人には人のペースがありますよね!あまりにも作品が良すぎて、調子に乗って言ってるだけなので負担にならないといいのですが…。 体に気をつけてマイペースに活動を楽しんで下さい♪ (2018年12月8日 2時) (携帯から) (レス) id: d90a572a32 (このIDを非表示/違反報告)
ESORA(プロフ) - マカロンさん» コメントありがとうございます。夏の花までいけるように毎日少しずつではありますが更新したいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。 (2018年12月8日 2時) (レス) id: 44dad9860d (このIDを非表示/違反報告)
マカロン(プロフ) - こんばんは。素敵なお話ですね!私はお花も好きですし、ランペファンなのでより嬉しいです!夏の花言葉ストーリーも楽しみにしています^▽^無理をせずに頑張って下さい♪応援してます! (2018年12月7日 22時) (携帯から) (レス) id: d90a572a32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ESORA | 作成日時:2018年12月1日 22時