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「Aの夢を応援するよ・・・。」




固まったままの私を見た彼は、ふっと優しい笑みを浮かべて









『・・・え?』



私の耳元で囁いた彼の言葉にまた固まる。









“でも、俺の気持ちは変わらないから・・・”








彼の顔を見つめる私の頭に手を置いて彼はこう続けた。



「A帰ってくるまで俺も頑張るよ。そして、いつかAが日本に帰ってきて俺がもっともっとGENEとして男として成長したそのとき・・・。









 Aを迎えに行くよ。」









驚きのあまり、彼から目が離せない私は

目の前で優しい笑みをこぼす彼が愛おしくてたまらなかった・・・。






『いつ帰ってくるかわからないんだよ?』


「それでも、いいよ。」


『待っててくれるの?』



「それはどーかなー」


『え?…』



優しい笑みからちょっと意地悪な表情を見せる彼にまた胸がドキッとする



「Aが向こうで頑張ってる分、俺もこっちで頑張るからもしかしたら仕事が大事だってなるかもしれない。でもそれはAも一緒やろ?」



『…うん。』




「だから、俺は運命を信じる。お互いが成長したその時に運命やったら必ず巡り合えるから…」





どこか自身満々な彼の姿に可笑しくなって

やっと私にも笑みがこぼれた。






それから、しばらくの間笑いあっていた私たち。

彼の部屋においてある荷物も2人で片付けてついに彼の部屋を後にする時が来た。








玄関まで見送ってくれる彼はずっと笑顔のままで

そんな彼の優しさに私は感謝しかなかった・・・。






玄関先でお互いが見つめ合う。





「・・・頑張れよ。」


『うん。…涼太も頑張ってね』





ふいに手を引かれ涼太の香りが濃くなった。




「負けんじゃねーぞ」


ぎゅうっと力が入る彼の背中に私も腕をまわす。




『うん。“約束”ね。』






お互いが一層力を強めた後、私たちは笑顔で別れた。









あの日のことは、今でも私の力になっている。

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ESORA(プロフ) - マカロンさん» 返事が遅くなり申し訳ありません。すごく嬉しかったです!!一応来年の11月末まで続けるつもりだったので、もしよかったらこれかも見ていただけると嬉しいです。宜しくお願い致します。 (2018年12月16日 15時) (レス) id: 44dad9860d (このIDを非表示/違反報告)
マカロン(プロフ) - ESORAさん» すみません…夏とか勝手な事を…f(^_^;人には人のペースがありますよね!あまりにも作品が良すぎて、調子に乗って言ってるだけなので負担にならないといいのですが…。 体に気をつけてマイペースに活動を楽しんで下さい♪ (2018年12月8日 2時) (携帯から) (レス) id: d90a572a32 (このIDを非表示/違反報告)
ESORA(プロフ) - マカロンさん» コメントありがとうございます。夏の花までいけるように毎日少しずつではありますが更新したいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。 (2018年12月8日 2時) (レス) id: 44dad9860d (このIDを非表示/違反報告)
マカロン(プロフ) - こんばんは。素敵なお話ですね!私はお花も好きですし、ランペファンなのでより嬉しいです!夏の花言葉ストーリーも楽しみにしています^▽^無理をせずに頑張って下さい♪応援してます! (2018年12月7日 22時) (携帯から) (レス) id: d90a572a32 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ESORA | 作成日時:2018年12月1日 22時

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