検索窓
今日:12 hit、昨日:33 hit、合計:40,587 hit

ページ12




社長からの話を終えて家に帰ってきてからも

私の頭はパンク寸前だった。


月末ということは、あと2週間。


この2週間の間で返事を決めなければならない。



そんな時、テレビから流れる聞きなれた音楽にふと顔をテレビに向ける。




TVGENERATIONS 待望のベストアルバム発売決定!!!




画面には、涼太の姿とメンバーのみんなの笑顔。


みんなと笑っている涼太の顔を見て私は膝を抱えて泣いた。





悩んではいたけど、心の中ではもう決まっていたんだ。




泣きはらした後、徐にケータイを手に取る。




Aお疲れ様。今週どこかで会えない??




彼に連絡を入れてから数分後

通知を知らせる音がした。


ryotaお疲れ。明後日なら17時で終わるけど どうしたの?
A会えないかな?
ryota別にええで?
Aありがとう。じゃあ仕事終わったら涼太の家に行くね?
ryotaりょーかい。また着く時間LINEして
Aはーい。



そういえば、LINEしたのもいつぶりだろう。

たぶん、1週間以上だった気がする。



『…ふふっ。潮時ってことなのかな?ッ』




止まったはずの涙がまた少しあふれた。






『よし。善は急げ…。だよね。』


もう夜の9時を過ぎているのに
私は、部屋中を片付け始めた。


“明後日”




明後日には、この部屋から彼の“香り”は消えてしまう。









「そうか。意外に早く答えが出たんだね・・・。」



次の朝、出社してすぐに社長室に向かい昨日の返事をした。






『はい。今までお世話になりました。』




勢いよく頭を下げる私に、社長は声をあげて笑った。


「ハハハッ。今日が最終日みたいなじゃないか。もうしばらくは、うちで頑張ってもらいたいんだけど?」



『もちろんです。今までお世話になった分できる限り返させてください。』


「ありがとう。先方には私から連絡をしておくよ。」


『ありがとうございます。よろしくお願い致します。あの…。』

「ん?なんだい??」


『無理なお願いだと分かっていますが、向こうに行く前日まで、…ここで働かせてもらえませんか?』









・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
89人がお気に入り
設定タグ:GENERATIONS , THERAMPAGE , EXILETRIBE
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ESORA(プロフ) - マカロンさん» 返事が遅くなり申し訳ありません。すごく嬉しかったです!!一応来年の11月末まで続けるつもりだったので、もしよかったらこれかも見ていただけると嬉しいです。宜しくお願い致します。 (2018年12月16日 15時) (レス) id: 44dad9860d (このIDを非表示/違反報告)
マカロン(プロフ) - ESORAさん» すみません…夏とか勝手な事を…f(^_^;人には人のペースがありますよね!あまりにも作品が良すぎて、調子に乗って言ってるだけなので負担にならないといいのですが…。 体に気をつけてマイペースに活動を楽しんで下さい♪ (2018年12月8日 2時) (携帯から) (レス) id: d90a572a32 (このIDを非表示/違反報告)
ESORA(プロフ) - マカロンさん» コメントありがとうございます。夏の花までいけるように毎日少しずつではありますが更新したいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。 (2018年12月8日 2時) (レス) id: 44dad9860d (このIDを非表示/違反報告)
マカロン(プロフ) - こんばんは。素敵なお話ですね!私はお花も好きですし、ランペファンなのでより嬉しいです!夏の花言葉ストーリーも楽しみにしています^▽^無理をせずに頑張って下さい♪応援してます! (2018年12月7日 22時) (携帯から) (レス) id: d90a572a32 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ESORA | 作成日時:2018年12月1日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。