車 ページ13
類「で、なんでAが司の車なのさ」
不機嫌に腕を組んで俺の前で、立ち往生する類。
ちょうど、司の車に乗ろうとしたとこだったから、俺の後ろでは司が呆れたようにため息をはいていた。
俺を巻き込むんじゃねぇ。という視線がビシビシ伝わるんだけど…。
「だって、類の車はセダンだから牧野の家族乗せていっぱいだろ。牧野の弟と俺と牧野は司の車に乗って行くよ」
類「司んとこに乗ってもら」
「我儘ゆうな。じゃあ東京でね」
類「ちょっと！」
バタン
「こんにちわ」
弟「こんにちわ！！
すんげえ〜〜〜〜！こんなん乗るの初めてだよっっ」
牧「静かにしなさいっ！進っ」
弟「なにこれ車んなかで飲み物飲めんの⁉」
司「飲むか？」
「司。俺もそっち座るから真ん中陣取るなよ」
弟「うおーー！いいんすか。やっり〜〜」
牧「進っ！あんたいい加減にしなさいよっ」
ぎゃーー！と苦しむ弟の首を絞める牧野。
おいおい。
司「いーよ。おまえの方がうるさい」
弟「やっぱし⁉そーですよね。道明寺さん小姑みたいでしょ⁉」
牧「進っ！」
司「ああ、ほんとやかましいったらねえよな」
『Aさんは違うよね？』とでも言いたげな視線とバッチリ合った。
「…あー、きれいな景色だな〜」
俺はめんどくさいから、関わりたくない。
牧「……なによ、みんなして頭くる」
…賑やかな車内だな。
―――――――
「なあ、司。ほんとに牧野と別れちゃったんだよな？」
司「ああ」
「本気だったんだろ」
司「あたりめえだろ。俺は大マジだったけど」
「じゃあさ、別れた後の気まずい再会のはずだろ？
……弟くんならわかるけど、なんで牧野こんなぐうぐう寝てんの」
牧野は首を360度グルグル回しながら寝ている。
首痛くなりそーだな。
司「知らねえよ。こっちが聞きたいね。
……こいつのこーゆーとこがすんげえムカつくんだよな」
くか〜〜といびきらしきものすら、聞こえてくる。
よだれ垂れてんぞ。
こいつ、本当に女か？
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悠人(プロフ) - なるさん» わーー！！よかったです！！Rタグ付いてしまったのでもしかしたらコメントも見れないかもとドキドキしてました(~_~;)一気に…だいぶ長編なのにありがとうございます^ ^ カラットさんですか！確実に趣味が合いますねㅋㅋ楽しんでいただけると嬉しいです！ (6月12日 23時) (
レス) id: b1a7650ccc (このIDを非表示/違反報告)
なる - 悠人さん» 別端末から失礼します！わざわざリンクを貼っていただきありがとうございます！見れるようになったので一気読みしました！海ちゃんのところは自分も胸が痛くなりました…！悠人さん最高の作品をありがとうございます！セブチも好きなので読みます！ (6月11日 22時) (レス) id: 984f7da6fe (このIDを非表示/違反報告)
悠人(プロフ) - なるさん» トップにリンク貼りました！Rタグで見れてない可能性もあるのでRでも閲覧出来るようになってるか確認をお願いいたします^ ^ (6月11日 17時) (レス) id: b1a7650ccc (このIDを非表示/違反報告)
なる - 一話どこにありますか、、！ (6月10日 12時) (レス) @page3 id: 0a7ce356e9 (このIDを非表示/違反報告)
賢志郎（りん）(プロフ) - 1話がどこにもない (2020年3月28日 15時) (レス) id: 66de5526d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠人
| 作成日時：2018年10月7日 8時
