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木の匂い


まるでおじいちゃんの家にいるような匂い





『・・・ぁれ、』



目を覚まし首を動かすと
そこが拠点であることに気づく



『うみ・・・あれ、尾形は・・?』


うろ覚えの記憶を口にするが
あまり思い出せない



それに何か、変な夢を見ていた気がする
恐ろしくて、トラウマにでもなりそうな・・・


だけど上手く思い出せない


身体を起こし歩き回るが
尾形も白石も、土方たちもいない




電気ひとつも付いていない





『どこ、行ったんだ』



そんな時ギュウ!と小さな泣き声が
頭上から降ってくる



【ギュウウウウウウ!!】


呪霊は涙目になって私の腕にくっついてきた



【ギュウ!!ギュウニュウ・・?】


まるで大丈夫だったかと心配するように
顔を傾げる




『大丈夫さ』



ウリウリと頭を撫でると
嬉しそうに笑う




『なぁ呪霊・・・・いや‘’牛乳‘’』


【ギュウ?】


いつまでも呪霊と呼ぶのは忍びないので
牛乳という名前で呼んでみると

意外と嬉しそうに反応してきた



名前牛乳て・・・・

まぁ良いか




『牛乳、みんなが何処に行ったか
知ってるか?』



【ニュウ!
ウッ!ウッ!】



と袖を引っ張る
案内してくれるようだ




『あ、ちょっとまて
着替えるから』


流石に寝巻(浴衣)のままいける訳もなく
直ぐに軍服に着替える




【ギュウ?】



『おーけー
牛乳、みんなの所へ案内してくれ』




グッと深く帽子をかぶり
游雲を手にし牛乳の案内する方へと走った

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ミンミンゼミ(プロフ) - 山猫さん» コメントありがとうございます。体調は徐々に良くなってきましたがワクチンやらなにやら打つためまた悪くなりそうです・・・(笑) 面白いと言ってくれてとても嬉しいです(^▽^)これからも更新していきますのでよろしくお願いしますm(_ _"m) (2021年7月30日 17時) (レス) id: d4b6eee348 (このIDを非表示/違反報告)
山猫(プロフ) - とても面白いです、ゆっくりで良いので体調に気をつけながら書いてください。更新楽しみにしてます! (2021年7月26日 22時) (レス) id: 182d2e66db (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミンミンゼミ | 作成日時:2021年4月22日 8時

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