慧眼と金塊

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漫画やアニメのところで
省いている所があります。
申し訳ないです・・

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


「チョーダイ？
チョーダイ？

街へ行っていろいろ調べるのに
おかね必要だから

チョーダイ？」



(子供にたかって何やってるんだ、白石は)



朝、白石がアシリパのもつ鷲の羽を半分貰っていたから
怪しいなとは思ったんだが・・・



(あいつ、遊郭にいくつもりか！)



不安でついてきたが
ついてきてよかったな



「おい、白石！
その金でどこに行くつもりだ！」


「えっ、Aちゃんっ！？」


白石が店の暖簾をくぐろうとするのを
阻止するため白石を呼び止める


「まさか遊女に聞き込みに行くとはな」


「いや、違うんだよAちゃん！
これは＿＿＿＿」



そう言いかけた時
店の扉が開く



「う・・・・！！」



みるみる白石の顔が青くなっていく


出てきたのは大柄な男で
大きな柔道耳が目立つ





「よぅ・・白石由竹」


グっと白石の羽織を握る男



「おい、知り合いかっ」

「うおおおああああ」



私の腕を掴み全速力で走る白石




「何で逃げるんだ？
白石いいいい

ちょっとお話しようぜ！！」



「やばいやばいやばいッ！！
よりにもよって牛山と鉢合わせちまった！！」


「牛山ぁぁ！？
誰だよそいつ！」


「昨日話しただろっ！？
不敗の牛山だよ！！」


なんか確かに昨日手に入れた刺青人皮を
広げて話してたな

覚えてるわけねぇだろ
眠かったんだから




(やばすぎっ！)

後ろを向くと
牛山の大きな体が迫りくる




そこからは山済みになった雪の塊を落としたり
馬を暴走させたりして足止めを試みたが

全部時間稼ぎにもならなかった



強すぎる

ああいうやつが呪術師をやっていたら
五条・・には並ばないかもしれないが
相当強い呪術師になっていただろう



馬を投げ倒したときは
本当に驚いた



「どうするんだ！？
何しても止まらないぞ、あの牛山ってやつ！」


「くそっ！」



そう言いながら道を走り抜けると





「どうした？
そんなに慌てて・・・」



((ゲッ、第七師団っ！！！))



一難去らずにまた一難入ってきやがった

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