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「くそっ!」



今の矢で場所がバレた可能性がある



「うわぁ!」

「我慢しろ、アシリパ!」



アシリパを抱えながら
直ぐにその場から逃げる



「A!誰か来る!
銃を持ってる!」



「!!」


アシリパの言葉は虚しく
銃弾が私の足を貫いた


「うぐっ」

「A!!」


くそ、これじゃ杉本に会わせる顔がない


「大丈夫だ!
初めて銃で撃たれれびっくりしただけだ」


そういってまたアシリパを抱え
走り出す



銃を撃ってくるなら左右に動きながら
逃げれば何とかなりそうだが
雪の上でそんな動きはできそうにない




「はぁ、はぁ」


「止まれ!撃つぞ!」


アシリパを横抱きに変え
男の声を無視し走り抜ける



パアアアアアアンッと音と共に
肩を撃ち抜かれる



「A!もういい!
私を降ろせ!」


「駄目だ!
杉本にアシリパを守れと約束した!」


そういうと
アシリパが腕の中で暴れだす


「っ!」


直ぐに木の後ろに隠れる



「その出血で動くのはもう無理だ!」

「・・・分かってる
分かってるよ、アシリパ


でも私にも譲れないものがある」


アシリパの身体を持ち上げ
ほん投げる


「いだぁ!!!」

「ごめん!
私のことは良いからアシリパは逃げろ!
死ぬほどの怪我じゃない!」


「・・・」


アシリパはそれでもこっちに来ようとする



「後で必ず追いつく!!!
早く行け・・・行けぇぇぇぇ!!!」


「!!」



アシリパは私に背中を向け
走り出す



(クソ、痛いな)


呪霊と戦った時よりは痛くないが
もしも当たり所が悪かったら
私は今頃・・・・



(考えるな)


直ぐに足を貫通した所を
圧迫し止血してく



「貴様、あの子供はどこだ」

「・・・さぁな
私はもうすぐ死ぬぞ
ここで時間をつぶしていていいのか?」


「お前・・・あの時の・・」


「??」



こんなムチムチな男に会ったことは無いが
・・・いや、こいつの服

兵舎でみたな



「お前、、第七師団なのか」


「・・・」



男は答えることなく
アシリパの後を追っていってしまった




(だぁぁぁぁクソ)


杉本に叱られる未来が見えるぞ


最悪だ

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山猫(プロフ) - とても好きです面白いし最高です。 (2021年7月26日 17時) (レス) id: 182d2e66db (このIDを非表示/違反報告)
ミンミンゼミ(プロフ) - お粥??さん» コメントありがとうございます。うまく文章が書けてるか心配ですがそう言っていただけて嬉しいです! (2020年12月17日 8時) (レス) id: 0fbf39fe02 (このIDを非表示/違反報告)
お粥??(プロフ) - とても面白いです!これからも無理をしない程度に頑張ってください (2020年12月16日 22時) (レス) id: 8cc28a00da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミンミンゼミ | 作成日時:2020年12月16日 13時

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